【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 3 (ページ36)

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一週間だけの 22 ページ36

ソファの影から覗いている3人に気がついたヴィーラがソファに近付くとAはビクリと震えるとマルフィに抱き付きもぞもぞと上着の中に隠れた

MF｢おやおや｣
DM｢マルフィ良いな～｣
MV｢貴方達ここのリクルーターね?｣
MP｢マルフィとMr.ダルメシアと………｣
MF｢この子はAです｣
DM｢色々あって後2～3日はこのままなんだ｣

苦笑いをしながらAの頭をダルメシアが撫でるとAはそろりとマルフィの胸元から頭を少し離すとMPが目の前に居たことに固まった

MP｢あ……と……
こんにちは｣
『あ…………こ………ん…にちは』
MF｢良い子ですね｣
DM｢ちゃんと挨拶できたな!
偉いぞ!｣
『えへへぇ……』

MPに小さい声でAが答えるとダルメシアとマルフィがAの頭を撫でそれを見ていたヴィーラがAを抱き上げ抱きしめた

MV｢やだぁ
スゴい可愛いじゃない!!｣
MP｢Ms.ヴィーラ!
怯えています!
離してあげてください!!｣
MV｢あら失礼ね
そんなことないわよ
ほら見なさい｣
『……だるぅ』
MP｢今にも泣きそうですよ!!｣
DM｢Aは人見知りなんだ!｣
MF｢泣かせたら…………怒りますよ?｣
MV｢しょうがないわねぇ
そんなに睨まないの!｣
MP｢とりあえず離してあげてください｣
『まるふぃぃぃ!』
MF｢おやおや
泣かないでください｣
DM｢どっどどどど
どうしよう
エイトフットにバレたら……｣

ヴィーラが手の力を緩めた瞬間にマルフィに飛び付いたAが大粒の涙を流すとダルメシアはこれ以上ないほど慌てながらAの頭を撫でているマルフィの回りをパタパタと動き回りMPもAをなだめようと持っていたバックから色々な物を取り出しAの前に差し出した

MP｢何か気を引くもの………
ハートの杖とかどうですか!?｣
MF｢それはジャックの物ですか｣
MV｢そうよ
全員分用意したのよ｣
MP｢Aちゃんの分もありますよ～｣

Aの分だとMPがバックから取り出したのは耳の付いたシルクハットでそれを見たAは目を輝かせた

『みみついてる』
DM｢Aの耳と同じ色だな｣
MF｢おや……ふふっ
泣き止みましたね｣
MP｢まだ涙目ですけどね｣