【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 3 (ページ20)

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一週間だけの 7 ページ20

『じゃっくみっけ』
JH｢あーみつかっちゃった～
後みつかってないのは誰?｣
『んとね……』

遠い目をしたVの視線の先には指を折り曲げながら眉間にシワを寄せたAが微笑んだジャックに抱き上げられていた

MS｢ミスターどうしたんですか?
目が死んでますよ｣
MV｢只今絶賛かくれんぼ中だそうだ｣

Vの言っようにAとメンズリクルーター達でかくれんぼをしているところでたった今ジャックがみつかった所だった

JH｢僕が1番はじめなんだね?｣
『そう』

ジャック以外の全員の名前を言ったAに背後からの殺気を感じながら微笑んだジャックが一緒に探そうとAの頬をつついた

JH｢じゃあ先に簡単そうなダルから探そうか｣
『だる?』
JH｢そうダル
呼んでごらん｣
『だる～』
DM｢ワンッ!｣
JH｢ほらね｣
『おぉ!』

Aの声に答えるようにカーテンから出てきたダルメシアが状況を理解して固まるのと同時にジャックがダルメシアの肩を叩いた
卑怯だと騒ぐダルメシアの頭をAが撫でるとダルメシアがAを抱き締めジャックをジトッと見つめた

DM｢あんなふうになっちゃダメだぞ｣
『??
うん』
JH｢いいじゃんか
反応したダルが悪いんだよ～｣
DM｢まぁいっか
まだ僕達しかみつかってないんだな
さっきから視線がすごい………
なんでりんごはあそこに隠れてるんだ?｣
JH｢エイトフットと一緒で擬態じゃない?｣

ジャックとダルメシアがこそこそと話をしているとエイトフットと目があったのかAがスキャターを指差した

『じょーみっけ』
DM｢え!?｣
JH｢スキャター?｣
MV｢………｣
EF｢よく分かったな｣
『えへへ』
JH｢え!?
じゃあ｣
DM｢さっきから感じるこの視線は……｣
EF｢アップルだろ｣

エイトフットの言葉にそっと視線のする方を見たジャックとダルメシアは観葉植物の隙間から見えたクワッと見開かれているアップルの目を見て即座にAの目を覆った

JH｢あれだから怖がられるんだよ｣
DM｢びっくりした｣
EF｢マルフィは隠れる気ねぇのか?
がっつり見えてるぞ｣
JH｢それで見つかってないんだから良いんじゃない?｣
DM｢エイトフットも人の事言えないと思うぞ｣