【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 3 (ページ17)

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一週間だけの 4 ページ17

突然の白煙に固まったエイトフットとジャックがマルフィを睨むとユラリと立ち上がりエイトフットがマルフィの胸ぐらをつかみジャックがマルフィの肩に両手を置いた

EF｢説明しろ｣
JH｢僕に仕掛けようとしたのはかまわないけどさぁ
Aに何かあったらどうするの?｣
MF｢すみません
ですがある程度戻るだけですから｣

マルフィの言葉にダルメシアがAの席を見ると先程までAが着けていたマントの下から小さい泣き声が響いていた

『くら……い………よぉ
ぐすっ』
DM｢A泣いてるぞ?｣

マントの盛り上がった所に耳を近づけたダルメシアがエイトフットの裾を引くとエイトフットとジャックが勢いよく席に駆け付け顔を見合わせているとアップルがそっとマントを取ると
ブカブカになった服の袖で顔を覆っていたAがゆっくりと顔を上げた

『ひぅっ!?
だ……れ?』
JH｢わぁ……
可愛い……｣
EF｢……お前マスターの名前分かるか?｣
『ますた……?』
AP｢フェロー様だ｣
『ふぇろーさまのことしってるの!?』
AP｢ああ
ギデオンの事も知ってるぞ｣
『ほんと?』
DM｢ちっちゃいね～
可愛い～｣
『わっ!?』

アップルがAの頬の涙を拭いながら微笑みかけるとダルメシアとジャックがAの両側から抱きついた
そして頬をつついたり頬擦りをしたりと好き勝手にAに触れているとエイトフットが2人を殴りAを抱き上げた

JH｢いだい………｣
DM｢………………｣
EF｢とりあえず……お前名前は｣
『なまえ……』
EF｢……そういや決まってないんだったか?
いいか?
俺らといる時はお前はAだいいな?｣
『A?』
EF｢おー｣
『ふぇろーさまは?』
EF｢用があって今はいねぇよ｣
MF｢フェロー様に頼まれたんですよ｣
『……そっかぁ
わかった』

泣いたせいかまだ少し赤い目もとを緩ませたAが微笑むとエイトフットとジャックがアップルを殴りダルメシアとアップルが机を強く叩いた

JH｢可愛すぎか!!｣
AP｢まさに天使のようだった｣
EF｢破壊力……｣
DM｢可愛い……｣

4人の突然の行動に固まったAの頭を撫でたマルフィが優しく微笑むとダルメシアとジャックもそれに続いた

MF｢私はマルフィです｣
『まる……ふぃー』
DM｢僕はダルメシア｣
JH｢僕はジャックハート
ジャックでいいよ
ダルもダルでいいからね｣
『だるとじゃっく』
AP｢私はアップルポイズン｣
DM｢りんごだそ｣
AP｢りんごと言うな｣
EF｢俺は……ジョーだ｣
『りんごとじょー』
AP｢……｣