風邪は移るものなのです 7 ページ2
JH「A〜
泣かないで〜」
『うぅ〜』
駆け寄ったジャックがAの頬を両手で挟み顔を上げさせるがAは涙をポロポロと溢しながらジャックの頬をペシペシと軽く叩くだけで泣き止みそうにない
手を伝うAの涙を一生懸命に拭いながら後ろからくるエイトフットの恐ろしいほどの圧を感じ取ったジャックはAを抱きしめその背中をゆっくりと撫でた
暫くそうしているとジャックの耳元で聞こえていた小さな声は止まり代わりに小さく規則正しい寝息が聞こえた
JH「あれ?
また寝ちゃった?」
EF「起きるまでそのままでいろ」
JH「え"!?」
EF「ソファーには座っても良いぞ」
JH「絶対嫌がらせだ」
EF「それを剥がせるならソファーに寝かしてやれば良いだろ」
JH「無理に決まってるでしょ!?」
『んん……………』
EF「起きるぞ」
JH「あわわ…………分かったよ」
Aの頭を撫でながらふっと微笑んだジャックを見てニヤリと笑ったエイトフットは持ってきたコーヒーを飲むとまた書類に目を通し始めた
数分後………
リクルーティングから帰ってきたメンバーの足音にエイトフットが顔を上げるとAを抱きしめたままソファーに横になり寝てしまっているジャックの姿があった
それを見たエイトフットは立ちあがり扉を少し開けると廊下にいた足音の正体に向かって人差し指を示した
EF「静かにしろ」
DM「また寝てるのか?」
EF「見りゃ分かる」
AP「エイトフットがそこに立っているという事は一度起きたのか」
MF「あまり一人にしてはダメですよ?
熱があると不安になりやすいそうですから」
EF「今は大丈夫だろ」
見てみろと扉を押し広げたエイトフットと扉の間から覗き込んだ3人は先程と全く変わらずスヤスヤと眠っている2人を見て微笑んだ
DM「ジャックもAも笑顔だね」
AP「いい夢でも見ているんだろう」
MF「何か上にかけてあげなければ」
EF「そーだな」
JH「うへへ」
『んむにゅぅ…………』
DM「変な笑いだな」
AP「頬が緩みきっているな」
MF「どちらにせよ幸せそうですね」
EF「……………」
MF「おや……こちらは複雑そうですね」
AP「安心しろエイトフットと一緒にいるときの方がいい笑顔だ………くくくっ」
DM「Aのこと大好きだな!」
EF「は!あ!?」
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カノン - もう、エイトフットがかわいい!!! (2016年10月6日 22時) (レス) id: ebcb951b81 (このIDを非表示/違反報告)
ダンボール - きゃああああ///もうエイトフット 可愛い´∀`更新楽しみにしています♪ (2016年9月20日 20時) (レス) id: a18186aab4 (このIDを非表示/違反報告)
すもも - こんばんは (2016年9月16日 18時) (レス) id: 276ce9124d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つばさ | 作成日時:2016年7月26日 18時