【エイトフットのジョー】その恋の代償は…

答えは……? ページ45

エイトフットの服をギュッと掴んだAの言葉にエイトフットとアースラは固まった

UR｢いいのかい?
代償も無しにこちら側に来れるんだよ｣
『私の代償は無くても
ジョーはずっと待ってなきゃいけないんでしょ?

だったら私はそんなの受けない』
EF｢ってか
こっち側なんて来なけりゃいいだろ｣
『………』
EF｢なんだよその目は｣
UR｢ジョーが待ってるのがイヤなんだね?

………………それなら私かジョーと契約しな｣
EF｢アースラ様………｣

じとっとエイトフットを見つめたAを見たアースラがニヤリと微笑むとエイトフットは苦虫を噛み潰したような顔をしAの頭を乱暴に撫でた

EF｢とにかくだ!!
お前が嫌になるまでは俺はいなくならねぇよ｣
『………ジョー……………』
UR｢それだけじゃ足りないから言ってんだよ｣
EF｢それに!
アースラ様もあまり話を広げないで下さい
来年の秋になりゃ仕事も落ち着くんだそれでいいだろ｣

勢いよく捲し立てるように言ったエイトフットはAの背中を押すと部屋から追い出し扉に鍵をかけた
カチリと響いた冷たい音に被せるようにアースラが声をかけるとエイトフットは小さくため息を吐き出した

UR｢よかったのかい｣
EF｢Aは悪役より太陽の下でのんびり笑ってる方がしょうにあってるんですよ｣
UR｢…………そうかい
………そのうち横から取られそうだねぇ｣

ため息を吐き出したエイトフットにアースラがまた声をかけるとエイトフットは今度は肩をおとして大きくため息を吐き出した

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