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智「A、おはよう」



次の日、布団の上から聞こえてきたのは
優しい神ちゃんの声だった。



「んん、あれ?もう朝?」


智「うん、……てか、A」



べりって布団を剥がした神ちゃんが
私を見て目をまん丸とさせる。



智「…のんちゃんと昨晩なんかあった?」


「…へ?」



自分の気持ちに気づいたはいいものの、
小瀧の名前を聞くだけで顔が赤くなる。



智「いや、だって…」



神ちゃんが指をさしたのは、私の右腕。


そこには、



「…!!!」



私の腕を握る、小瀧の手があった。


横を見ると、小瀧がすやすやと気持ちよさそうに寝ている。

な、なんで小瀧が隣に寝てるの!?

昨日は神ちゃん挟んでたやん…!



智「…もしかして、付き合った?」


「ない!!!!」



恥ずかしくて、全力で否定。


すると、



望「…んぅ……、あれ?」


「おは、…お、おはよう」



小瀧が目を擦りながら起きた。



望「……」



小瀧は自分が掴んでいる私の腕をまじまじ見つめて
しばらくすると、びっくりするくらい大声で叫んだ。



望「え!!?お、俺なんで!!?え!!」



バッと離された腕。


少し寂しいと感じてしまった。



智「あはは、はよ起きよ〜」



流星はもう朝ごはん食べとるからーと
言って部屋から出ていった神ちゃん。



望「…」


「…」



残された私たちはなんとも言えない恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。






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望月.(プロフ) - かみかえさん» ありがとうございます!!最後までお付き合い頂けると嬉しいです(;;) (2019年11月21日 10時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - rioさん» ありがとうございます!その言葉で支えられています(TT)これからも頑張ります! (2019年11月21日 10時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
かみかえ - 大好き (2019年10月16日 0時) (レス) id: 1809e8188a (このIDを非表示/違反報告)
rio - ファイト! (2019年10月6日 1時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - かみかえさん» 更新お待たせして大変申し訳ございません。これからも最善を尽くして更新して参りますので、応援お願いします。 (2019年9月23日 1時) (レス) id: 9bf1005519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月. | 作成日時:2019年5月2日 6時

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