泣いちゃダメ。【呪術廻戦】【狗巻棘】

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Aside

「てなわけでA…明日から呪術高専に通ってもらうから」
「え？」
「だいじょーぶだって！先輩には棘もいるし。何と同級生は3人だよ！」
「や、そういう問題じゃなくて。私もう近所の高校受験し終わったんですよ？！高専なんて受験してません！高専行けません！」
「あれ？通知来てなかった？」

スマホを見返したり、記憶の中を探ってみるも"高専"なんて二文字見たことがない。

「来てないです」
「あれーおっかしいなー」とゴソゴソ自分のポケットを探る五条先生。

「あったあった！ごめん僕のポケットに入れっぱなしだった！」
あははーと笑って受け流す先生を止める。

「何でそんな大事なモンポケットに突っ込んでるんですか！しかもくしゃくしゃだし！」
「ごめんってば。はい」

手渡されたくしゃくしゃの通知。

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遊間A 殿

東京都立呪術高等専門学校への入学を認める。

20XX年 〇月‪✕‬日 学長 夜蛾正道

−−−−−−−

「え、私東京行けるんですか？受験も、面接もなしに？」
「んー、そうとは言いきれないけど。まあ合格できるでしょ、Aなら」
「しゃけ」
「合格？」

まだ合格してないってこと？
入学はしたのに？

「気にしない気にしない！Aは家に帰って準備してもらうよ」
「え？今から行くんですか？」
「そうだよー！じゃ僕はこれから仙台に行ってきまーす！諸々のことは棘に聞いてね」
「高菜」

心配になって棘くんの方を向くと大丈夫、と言った様に胸を叩いた。

「じゃ、また高専で！」と言うと一瞬で居なくなってしまった。

「……消えた？」
「おかか。ツナ明太子？」
「うん、行こっか」

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