泣いちゃダメ。【呪術廻戦】【狗巻棘】

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Aside

先生、恵、私の順に路上に座って2人の帰りを待つ。

「先生、遊間は等級何なんですか？見た感じ呪力量多いし強そうですけど」

恵が唐突に質問する。

「んー……いち、かな？公式じゃないけどね。実力はそこまであるよ」

一級……
心に響く。
そこまで強くなっちゃったんだ…

「めぐみぃ越されちゃったねぇ」
「越し返すまでです」

「なぁ遊間」
「何、恵？」
「呪符師ってどんななんだ？詳しくないから教えて欲しい」

えなんか照れる。
可愛いな恵。

「ふっふっふ！恵くんでも分かるように噛み砕いて教えてあげよう！」
「調子に乗る……」

「まず呪符から説明する。呪符ってのは見たことあると思うけど、コレ」

取り出して恵に渡す。


「普通の和紙…じゃないな…」

「そ。和紙とは違う呪力を込めやすい紙になってる。ちなみにコレ作るのに結構時間かかるから無駄に消費できない」

「んで、呪符師ってのが、私みたいに呪力を生まれながらに多く持ってる人とか、呪力の扱いは上手いけど術式が上手に使えないとか、そういう人が多い」

「一般的には呪符に呪力を込めて、相手に呪力を流す要領で呪符を飛ばす、みたいな感じで攻撃する。私は消費するの嫌だから刀と併用してる」

「呪符双術式っていう技のまとまりがあるんだけど、これはあんまり使う人いないんだよね。普段は私みたいに呪具使ったり、呪力を飛ばしたりして攻撃してる……理解できた？」

「まぁ……ある程度は」

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