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Laz「あれ？聞こえなくなった」
事務所内のゲーミングスペースで配信しているLazさんの後ろで仕事をしていると、何やら音声の不具合に困っている様子にPCから顔を上げる。ヘッドセットを外してみたりOBSの設定を開いたりしているのが見えた。
不具合の原因に大体の当たりをつけ、新しい物を手に取りカメラに映らない位置から近づくと、椅子ごとこちらに振り返ったLazさんと目が合った。
「ウユ、」
『充電ですか？』
「あ、うん、ありがと」
『いえ、どうぞ……？』
Lazさんの手から充電切れのヘッドセットを受け取り、フル充電の物を差し出すも何故か一向に受け取られず、それどころかモニターの前を少しズレたLazさんの何か企んだ顔を不思議に見る。
「接続し直して」
『…配信してますよね』
「早よやって」
Lazさんのお願いにワイプ気にした意味なかったな…と思いながらモニターを覗き込む。すると、立ったまま作業する俺の脚に椅子ごと横にずれていたLazさんの長い脚が絡んできた。
俺の脚を挟み投げ出した足首をクロスさせた、やる気の無い首4の字固めのような技をかけられた。ちら、とLazさんを見下ろすもデスクに頬杖をついてこちらを見つめる表情からは考えが読み取れない。
「終わった？」
『…あと音量だけです』
このまま見つめ合ってても答えが返ってきそうにないので、モニターに視線を戻す。初めは皆のこういったちょっかいの一つ一つに意味や理由を探ろうとしたが、最近はただ単に俺の反応を面白がってるだけなんじゃ…？と放置する事も多かった。XQ曰く、俺に構って欲しいだけらしいが…納得はしていない。
『はい、あとマイクの設定は自分で…っ』
「ばあ」
マスク越しに指が当たる感触、そのまま鼻とマスクの隙間に指が掛かり顎下までずり下ろされた。籠った空気が逃げて息がしやすい。瞠目した俺にLazさんは楽しそうな表情を向ける。
『こら』
「勿体ないよ、それに皆顔見たいって」
『普通に言って下さい』
「ほら、コメントすげー速い」
『聞いてる？』
促され視線を向けると、確かにすごい速さだ。最近多忙のあまり配信から遠のいていることもあってか、懐かしさを感じる速度に無意識に目を細める。一部に俺のリスナーもいるみたいで、久しぶり！や、また配信して欲しいといったコメントも幾つか流れていた。おい…ﾋｪ笑ったって書き込んだやつ誰だ。人を化け物みたいに…俺の動体視力を舐めるなよ。
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牛乳野郎(プロフ) - しいさん» 神の子いいですよね！！！（ｸｿﾃﾞｶﾎﾞｲｽ）亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします。 (2月23日 22時) (
レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 🧙️さんとの絡み大好きです……(；；)これからも更新楽しみにしています！ (2月23日 22時) (レス) @page17 id: 944061bac3 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳野郎(プロフ) - Gr'さん» ﾋｪ~めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2月21日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
Gr'(プロフ) - あまりにも最高です………… (2月20日 3時) (レス) @page23 id: 30180fca0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳野郎 | 作成日時：2023年9月27日 19時
