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ZETAは選手の競技活動において常に高パフォーマンスを維持できる為のバックアップ、スポンサー力において実力共に日本を代表するチーム。引退後のセカンドキャリアとなる土台を築ける知名度も申し分ない。
だが時にはそのブランドを前に窮屈な思いを強いる状況も少なくない。そんな彼等が担う重責、中傷に潰れぬよう吐き出させ、受け止める人間が彼等には必要だ。かつて現役時代、自分が救われた様に。＿＿＿＿＿＿＿カラーリング剤で少し痛んだ茶髪の後ろ姿が、一瞬脳裏を過って消えた。
「てゆうか、あんなの全然可愛くないし」
『なんちゅう事言うねん』
さすがの問題発言に逸れていた意識を戻し素早く左右を見回した。人気が無いことに嘆息したウユは困惑と呆れの混じる顔でSugarを見る。誰が聞いてるか分からないというのに。
『理想が高いのは分かったよ』
「ふん、なんでか分かる？」
もの問いたげに片眉を上げたウユに返ってきたのは返答ではなく、肩に当たる温もり。距離を詰めたSugarの胸部がウユの二の腕に触れている。触れた箇所から鼓動が緩やかに伝わってくる。
「普段、あの人より何十倍も綺麗な人を近くで見てるから。俺は目が肥えてんの」
顔を覗き込まれる。眼差しに込められた想いにウユは目を細めた。手を持ち上げSugarの顎先から頬にかけ、するり、と指の腹を滑らせる。白く若々しい頬の感触を確かめるように触れた親指で＿＿＿＿＿＿＿＿Sugarの頬をつねり上げた。
「いっ＿＿！」
『ほんまどこで覚えてきたんや、そんな言葉。あんま大人を揶揄ったらあかんで』
「からはっへらいっ」
『おお…意外と伸びる』
払うようにかぶりを振るのでそのまま手を離し、身体ごと距離をとる。不貞腐れた口から何か発しようとするSugarを遮り言葉を投げかけた。
『Sugar。俺はお前が心配する様なことは絶対にせえへん、約束する＿＿＿だから安心せえ』
ウユとしてはこの大事な時期に余計な事は考えられない、アナリストでありマネージャーでもある以上組織の不穏分子にはならないと伝えたかったのだろう。だがSugarにはまるで＿＿＿不安でたまらない恋人を安心させる台詞＿＿＿のように聞こえた。高揚する気持ちに胸を掴まれる。それまでSugarの中で絶え間なく湧き出ていた黒く粘ついた感情が、漣が引くように落ち着きと幸福感で満たされていくのを自分の中で感じていた。
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牛乳野郎(プロフ) - しいさん» 神の子いいですよね！！！（ｸｿﾃﾞｶﾎﾞｲｽ）亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします。 (2月23日 22時) (
レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 🧙️さんとの絡み大好きです……(；；)これからも更新楽しみにしています！ (2月23日 22時) (レス) @page17 id: 944061bac3 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳野郎(プロフ) - Gr'さん» ﾋｪ~めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2月21日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
Gr'(プロフ) - あまりにも最高です………… (2月20日 3時) (レス) @page23 id: 30180fca0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳野郎 | 作成日時：2023年9月27日 19時
