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消灯と施錠を確認しエレベーターを待つ間、Depがそういえば、と口にする。
「今度crowさんと飯行くんだって？」
『あ、聞いたんや…うん』
先日、crowさんの好きな食べ物がハンバーグだと聞いてオススメの店を紹介した。ただ場所が隠れ家的で分かりにくいことを伝えると、一緒に行こうと誘われたのだ。正直、胸が躍った。今でもその時の会話を思い浮かべては口元が緩む。恥ずかしくて少し視線を落とした。
「crowさんも嬉しそうだったし、よかったね」
『ん』
Depはあまり他の選手に興味がない。そのDepがウユのファンボトークにはいつも嫌な顔せず聞いてくれる「楽しそうに話してるウユが好きだ」と。性格までイケメンのよくできた男だ。
「俺との話し方まで変える必要あった？」
『選手として加入したんちゃうし、流石にDTNの時みたいになあなあはあかんかって思てんけど…意外と緩い空気感で驚いた』
「肩に力入ってるウユより、普段のウユの方がやりやすいよ」
『最近気づきました〜』
「え〜おっそ〜」
プライベートと仕事はキチンと分けたほうがいいと接したところ、昔からウユを知る2人に違和感を唱えられたのは記憶に新しい。特にXQからは「キショ」の一言を頂いた。
そうこう話してるうちに到着したエレベーターに乗り込み開閉と1階のボタンを押す。扉が閉まってすぐ手のひらで首を、正確には襟から除く右首筋のタトゥーを撫でる感触に目を遣ると、微笑をたたえ左頬に人懐っこいえくぼを浮かべた顔が近づいてきて、そのまま首にうずまった。
「いい匂い」
鼻先や唇が掠れてくすぐったい。匂いフェチなのかと聞いたことがある。「お前にしかしない」というYESでもNOでもない回答に、まあ臭くないならええかと解決した。
階数を表示する液晶をぼんやり眺める。ZETAに加入してから一度だけ、Lazさんの前でかましやがったことがあった。流石に人前はやめろと注意してからは言いつけを守っている様だが…あんなに怖い顔のLazさんは初めて見た。
独特の浮揚感と到着を知らせる音に、温もりが離れる。そのままエレベーターを降りエントランスを通って建物から出ると、室内の寒暖差と冷たく乾燥した風に身を震わせた。指定場所にまだタクシーは来ていない様でアプリを立ち上げ位置情報を確認する。
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牛乳野郎(プロフ) - しいさん» 神の子いいですよね！！！（ｸｿﾃﾞｶﾎﾞｲｽ）亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします。 (2月23日 22時) (
レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 🧙️さんとの絡み大好きです……(；；)これからも更新楽しみにしています！ (2月23日 22時) (レス) @page17 id: 944061bac3 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳野郎(プロフ) - Gr'さん» ﾋｪ~めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2月21日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
Gr'(プロフ) - あまりにも最高です………… (2月20日 3時) (レス) @page23 id: 30180fca0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳野郎 | 作成日時：2023年9月27日 19時
