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スクリムと反省会を終えた昼下がり。
とくに個々のスケジュールも無い今日、ダラダラと帰り支度を済ませた順に1人、2人と帰路につき始める。
全員を見送りながらキリの良いところで自分も帰り支度をしようと席を立ち、上着を掛けておいたゲーミングスペースのすぐ隣にあるL字ソファに向かったが、目についた光景に思わず脚が止まる。
──────なんかいる。
全員帰ったと思っていたそこには…ソファの肘置きを枕に、顔に上着をかぶって仰向けで寝てる奴が1人。誰か知らんが起こそうと近寄ったところで被っているのは自身のダウンジャケットだと分かり、ウユは白い目を向けた。
というか誰なんだ。TENNNとcrowさんの2人は今日のスクリムはオンライン参加なので違う。体型的にXQやJUNiORさんでもないし、あの2人はこんなことしない。…3人まで絞れた。逆に言えば残りの3人はこういった奇行をしょっちゅうする油断ならない奴らだ。遺体(仮)の前で唸っていても仕方がない、早く帰りたいし帰らせたいので意を決し、端を恐る恐る捲り覗き込んだ。
──────視線がかち合う、こいつ起きてる。
『…！』
何事もなかったかの様に摘んだ手をゆっくりと下ろそうとしたが、寸前で手首を掴まれた。腕を伸ばしたことでZETAロゴがプリントされたパーカーの袖から見え隠れするタトゥーに1人まで絞り込めた。
『なぁにしてん、Depちゃん』
のそりと上半身を起こした我らが神の子、Dep。
身体を起こしたことで、ズレ落ちた上着からウユの好きな顔が現れた。
「待ってたんだよ」
終わった？あくび混じりの問いにぱやぱやした寝癖を整えてやる。まだ眠いのだろう、立っているウユの腹に金メッシュの頭をグリグリ押し付けてくる。可愛いやつめ。
『終わったよ、ゆうまのタクシー呼ぼか？』
「待ってたって言ったじゃん、ウユんち行く」
もたれかかる頭をそのままに、ダウンジャケットに手を通しながら遅めの昼食はどうするか尋ねるとカレーうどんが食いたいと。それに対し、ええチョイスやと返した。
『待っとる間断られるとか思わんかったん？』
気が済んだのか、立ち上がりブルゾンの首元からパーカーのフードを引っ張り出していたDepに振ったもしもの話に、不思議そうな顔をウユに向ける。
「合鍵あるし。なに、今日ダメ？」
『…ダメちゃうよ、おいで』
そうだ、何本か作った合鍵のうち1本を渡していたんだった。同じチームになってから共に行動する時間が多いせいか忘れていた。
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牛乳野郎(プロフ) - しいさん» 神の子いいですよね！！！（ｸｿﾃﾞｶﾎﾞｲｽ）亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします。 (2月23日 22時) (
レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 🧙️さんとの絡み大好きです……(；；)これからも更新楽しみにしています！ (2月23日 22時) (レス) @page17 id: 944061bac3 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳野郎(プロフ) - Gr'さん» ﾋｪ~めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2月21日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
Gr'(プロフ) - あまりにも最高です………… (2月20日 3時) (レス) @page23 id: 30180fca0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳野郎 | 作成日時：2023年9月27日 19時
