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「いつまでそうしてんの」
『うぅ』
「…俺のファンなの、そんな恥ずかしい？」
『！』
今なんて？！馬鹿な事を！いやcrowさんは馬鹿じゃない。思わず耳を疑い、項垂れていた顔が伸びて弾けたゴムの様に勢いよく上がった先に眉尻をほんの僅かに垂れさせたcrowと目が合う。
「嫌われてる訳じゃないのは分かってたけど…なんか俺だけ距離あるなって感じてた」
『嫌いやなんて…』
そんなつもりは毛頭なかった。が、無意識の内に気持ちが顔や態度に出ない様な行動をとっていたのかもしれない。ああ、crowさん…貴方にそんな顔をさせたくて黙ってた訳じゃない。
『ただ照れくさかったんです…業務上なら話せても、普段は緊張して…ほんまに、憧れで』
「うん」
『え、っと…貴方のファンです』
ゆ、言ってしもた…！
「うん、知ってる」
もっと早く聞きたかったわ、と笑ってくれた。
肩に入っていた力が抜けていくのがわかる。
「逆にさ、もっとウユのこと教えてよ」
「XQとDepはまだしも、スタートライン一緒だったアイツらが俺の知らないウユの話題で盛り上がってんの、なんか腹立つ」
下から見上げた顔は少し不貞腐れている。ウユはマスク越しにポカンとした表情を浮かべ、すぐ微笑をたたえた眼差しをcrowに向けた。
『ふふ、crowさんのそんな顔初めて見ました』
「そう？」
「ウユはあんま表に出すタイプじゃないけど、俺らを大事に想ってくれてんのちゃんと伝わってる。だから汲み取ってほしい」
「俺も同じ想いだから」──────この先、この人に隠し事は通用しなさそうだ。だが不思議と居心地の悪さは感じない。全部バレてたなんて、なんだよもう泣きそうだ。ちょっぴり悔しいので、跪いたままのこちらに差し出された手を強く握って立ち上がった。
──────────────
「とりあえずマスク取って」
『それだけはほんまに無理』
「俺が言ってんのに？ファンボだろ」
『…だって』
「うん」
『今も、crowさんと喋ってると顔ニヤケるから…これないとあかんのです』
「…お前そのナリで…あー」
「Lazの気持ち、ちょっと分かるわ」
『？』
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牛乳野郎(プロフ) - しいさん» 神の子いいですよね！！！（ｸｿﾃﾞｶﾎﾞｲｽ）亀更新ではありますがこれからもよろしくお願いします。 (2月23日 22時) (
レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 🧙️さんとの絡み大好きです……(；；)これからも更新楽しみにしています！ (2月23日 22時) (レス) @page17 id: 944061bac3 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳野郎(プロフ) - Gr'さん» ﾋｪ~めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2月21日 10時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
Gr'(プロフ) - あまりにも最高です………… (2月20日 3時) (レス) @page23 id: 30180fca0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳野郎 | 作成日時：2023年9月27日 19時
