上鳴電気の記憶 ページ7
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俺たちは似ていると思う。
誰かに嫌われたくなくて
常にみんなに好かれていたくて
口角が痛くなるくらい 笑っているんだ。
通いなれたCDショップへと足を運ぶ。
そこにはよく見慣れていたお前がいて
俺は思わず、片手を上げて大きく横に振った。
「おーい！」
「………！上鳴！」
俺に気がつくと 鞄を肩にかけたまま小走りで近づいてくる。
それになんだか犬みてえと思いながら、声をかける。
「珍しいじゃん、寄り道するなんて」
「へっへー！今日は"ノーマーズ"の新譜発売日だからね！予約したのを取りに来たのだ！」
片手に持った小さな袋を俺に見せる。
「ノーマーズ？」
聞いたことないバンドだかグループ名に聞き返すと、インディーズだからとそそくさと鞄にしまった。
「そもそも、お前が音楽聴くってことにオドロキなんだけど……」
「オドロキショート？なんつって！」
「うわ サミい」
脳裏に 轟が「わあ」と両手を上げて驚いている姿が思い浮かぶ。まあ本人は絶対にしないだろうが。
「ところで上鳴は？何しに来たの？」
「ブラブラしてるだけ。なんならこれからデートでもする？」
「またまたあ！おねーさんを口説こうだなんて1億と2000年くらい早いっての！」
1億2015歳になってから出直してきなと笑うが、そんなに長く生きていられるわけがない。
「無理だっつーの！」
「なによう、我が国の最新の平均寿命は180歳なのだよ！あと180年もすれば不老不死だって夢じゃない！」
「え、そんなに平均寿命長いの？」
「ううん嘘」
なんだよと こいつの頭をヘッドロックする。
「きゃ〜痴漢よー！」
なんて冗談をいっていると、綺麗な女性の店員さんに店内ではお静かにと注意された。
「すいません！」
頭を下げて謝る。
そしてそそくさ外に出ると、俺は何か忘れたような気がして CDショップを見上げた。
「俺、今………？」
なんで店で騒いでたんだっけ？
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草超えて森 - こういうオカルト‥‥？的なのと恋愛的なのと友情のミックスまじ大好物♡更新楽しみにしてます！ (8月15日 20時) (
レス) @page11 id: 7965e44e00 (このIDを非表示/違反報告)
ららら - なんかせつない、、、でもすき、、、 (8月15日 19時) (レス) @page10 id: b56b3e4066 (このIDを非表示/違反報告)
澄香 - この不思議な感じめっちゃ好きです､､､ (8月9日 23時) (レス) @page10 id: b10a880422 (このIDを非表示/違反報告)
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