好きなタイプ (ページ43)

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43歩 MG ページ43

ヌナまだかな？
ヌナを待っててまだ1時間くらい。
最後に積もる話もあるだろうに
待ってる時間は1時間にでも感じれる。

待っていると雨が降ってきて
なんだか嫌な予感がしてその場に座り込む。
もしかしたら帰ってこないかも。
そんなふうに思うと少し怖くて…

しゃがみこんでると
雨に濡れることも気にせず
ヌナを待っている。

｢ヌナまだ？何話してるの？｣

不安になってしたを俯いてると
遠くから誰かの声。
まさか幻聴？ヌナ…

A｢ミンギュくん！！｣

｢ぬな！｣

勢いよく立ち上がるとヌナは
驚いたように笑って抱きしめられる。
良かったほんとうによかった。

｢ヌナ来ないかと思った｣

A｢なんで｣

｢だってヌナの好きなタイプは｣

ジス先輩みたいな人でしょ
そう言おうとしたらヌナが食い気味で

A｢ミンギュくんだよ｣

そう言って笑った。
好きすぎて好きが止まらなくて
磁石のようにくっついた唇。

｢俺の好きなタイプもヌナです｣

きっとこれから先もずっと変わらないから。
ずっとそばにいて欲しい。