好きなタイプ (ページ35)

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久しぶりに会ったジスは
すごく大人になっていて
一瞬誰か分かんないくらいだった。

JS｢すごく会いたかったよ｣

8年越しの幼馴染に喜ぶのは当たり前。
でも、どうしてかミンギュ君にあったとき
のようなときめきは感じれなかった。

｢向こうで何してたの？｣

JS｢俺が遊んでたとでも？｣

｢誰もそんなこと言ってないよ｣

JS｢寝る間さえ惜しんで頑張って来たよAの為に｣

まっすぐ私を捉えたジスの瞳に
嘘ひとつ感じ取れない。

｢…ジス｣

JS｢分かってるよ、ミンギュの方がときめいたんでしょ｣

｢え？なん…｣

JS｢なんで知ってるの？そんなの見ればわかるよ、この間ミンギュに会ったんでしょ？何話したの？｣

｢…久しぶりだねって｣

JS｢それだけ？｣

呆れてものも言えないジスは
私の手を握ってじーっとみつめた。

JS｢俺の事まだちゃんと好きじゃなくていい、だから、俺と結婚してほしい、慌てて答え出さないでほしい｣

｢…っ｣

ジスの瞳から目が離せずにいると
ジスはまたふわりと笑った。