好きなタイプ (ページ20)

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20歩ページ20

MG｢ちゃんと決めなきゃダメですよ｣

ミンギュくんは、私の頬を優しく包んで
八重歯を見せて微笑んできた。

でも今までジスが
私のことを呆れずに面倒見てくれてたのも
気にかけてくれていたのだって
私が好きだとなれば辻褄が合うのだ。

でも、私ジスの事そんなふうに…

MG｢ヌナ？｣

｢ごめん考え事｣

私が呼び出したくせにこれは酷いかな。
でも仕方ないよね私もこんがらがってるし。

プルルルプルルル

JS｢どこにいる？｣

誰かも確認せずに出た私は
ジスの声に気づいて息を飲んだ。

ミンギュくんをチラッとみて
視線を下に落とした。

｢〇〇駅のカフェだよ｣

JS｢誰と？｣

｢………ミンギュくん｣

電話越しなのにジスの
険悪な顔が伝わってくるみたいでひやひやした。

JS｢そっか、分かった｣

ツーツーツー

思ったよりあっさり切られた電話。
なんだろう死ぬかと思った…。
好きだと知ってしまった以上
普通に今までみたくできるわけないし。