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16歩 MG ページ16
A｢そろそろ花火始まるよ！｣
｢本当だ｣
A｢ジス達呼んでくる｣
そう言って走ろうとしたヌナの
手を優しく…でも強く引っ張った。
｢2人で見たい…2人で見たいです…｣
頑張って振り絞った言葉は
ちゃんと届いてるかは分からない。
でも、言えた気がする。
A｢…でもジスが｣
｢ジスヒョンがそんなに大切ですか？そんなに好きですか？｣
嫉妬丸出しな発言も恥ずかしくはない。
ヌナに気持ちはバレているから。
A｢いや、その、怒られるってか…｣
｢俺が守るから大丈夫｣
俺がニコッと笑えば
ヌナも釣られてニコッと笑う。
優しく手を握れば控えめにそれに応えてくれる。
バーーーーン
初めて見るわけじゃないのに
花火がすごくすごく綺麗に感じた。
こんな綺麗な花火は生まれて初めてだ。
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作者名：WHITE
| 作成日時：2018年6月30日 23時
