17話 ページ29
(サムライ翔side)
体が熱い。すごくだるい。
原因は、分かっている。
風邪だ。
出先で傘を持ってないのに帰りに大雨が降ってきたにも関わらず、傘を買わずにびしょ濡れになって帰ってきたからだ。
サ「風邪とか何年ぶりやろ…いくつになっても辛いもんやな…風邪って…」
また熱が上がったのか、意識が朦朧としてくる。
サ「ううっ…」
ｺﾝｺﾝｺﾝ
誰かが僕の部屋のドアをノックしている。誰やろ？
サ「入ってええよ。」
『失礼します…』
サ「Aちゃんやん。いらっしゃい。」
『心配で来ました。体調、大丈夫ですか？』
いや、Aちゃん優しすぎひん？大丈夫？
サ「ちょっと辛いけど、大丈夫やで。」
『辛いってことは大丈夫じゃないですよ！朝から何も食べてなかったりしますか？』
サ「うん。」
『スポーツドリンクとかゼリーとか取って来ます。待ってて下さい。あ、お粥とかの方が良かったりします？』
サ「じゃあ、お粥でお願いできる？」
気が利く子だわ…本当に…お母さん嬉しいわ…←
じゃなくて！！
こんなただシェアハウスしてるだけの男にここまでしてくれるなんて、良い子過ぎへん！？
Aちゃんやっぱり好きやな…
少し前、Aちゃんが風邪引いた時に、熱に浮かされた真っ赤な顔で眠っている彼女を見て、愛おしさが溢れてしまい、抱きしめたい衝動を抑え、つやつやの髪に触れ、口づけをした。
思い出すと、びっくりするほど恥ずかしい。
そんな事を考えているうちに、Aちゃんがお粥を作るために部屋から出て行こうとする。
すると僕は無意識に、
サ「Aちゃんやっぱりまだ行かんといて…
ちょっと…寂しい…｡から…。:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡(Aの服の袖口を掴む)」
なんて言っていた。
おぉいどうした自分！
『ん"ん"、良いですよ〜』
Aちゃんは、僕が眠りにつくまで、そばにいてくれた。
起きたら、
『翔さん、お粥できましたよ。』
と、声をかけてくれた。
サ「あのさ…
あ〜んして欲しいな……//」
『ｺﾞﾌｯ いいですよ…？』
Aちゃん顔真っ赤。すっごく可愛い。
たまには甘えてみるのもありなのかもしれない。
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こんばんは。鈴花でございます。
更新遅くてすみません…！文字数…失礼します。
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らいと - すごく良かったです！ (4月25日 23時) (
レス) @page40 id: d18e2f6763 (このIDを非表示/違反報告)
志果(プロフ) - めっちゃわかります，，，尊いｯ!! (2023年3月31日 14時) (レス) id: 39134d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
毒華 蝙 - 尊すぎて、4ぬかと思いました… (2023年3月22日 15時) (レス) @page40 id: 6d33cdd85a (このIDを非表示/違反報告)
フィッシュ(プロフ) - なろくん…56す気満々ですね…夢主ちゃんも前世でどんな徳を積んだらそんな…(語彙力の消失) (2022年1月30日 23時) (レス) @page38 id: 09e79b7451 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - フィッシュさん» レス遅くなってすみません。いつもコメントありがとうございます🙇いつもお読みいただき、ありがとうございます。2022年も、この作品をよろしくおねがいします！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page35 id: 80425665b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴花 | 作成日時：2021年8月12日 18時
