永遠未遂の少女と地下世界【アンダーテール⨉文スト】 (ページ9)

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スケルトンとのであいページ9

遺跡のドアを開けた瞬間、冷たい空気が躰に触れた。

　『地下の世界にも雪があるのだねぇ…』

　辺りを見乍らそう呟く。

　ヨコハマは余り雪が降らないから新鮮だ。

　と、其れはまぁいいものの…何で茂みに監視カメラがあるのかを誰かに教えて欲しいね。

　取り敢えず進む…しかないかな。
　厭な予感はしないし。自分の感覚を信じようか。

　『ッ……？！』

　ボキッと後ろで音がしたので後ろを見てみるとそう簡単には折れなさそうな木の枝がバキバキに折られていた。

　彼処は先刻通り過ぎたし背後には誰も居ない…いや其れよりも…。

　音がする前、一瞬だけ気配があった…いや、急に現れたと云う方が正しいかな？

　何はともあれ誰かに付けられていると云うのは間違いないだろう。

　はぁ…太宰君じゃあるまいし、熱狂的なファンなんて要らないのだけれど。

　此処は無視を貫こうか。少なくとも殺意や敵意はないようだったし。

　そう思いザクザクと雪を踏んで前へ進む。

　其れにしても…。

『此処に生えている木、頑丈そうだなぁ。
　人気もないし首吊り自i殺に最適な場所だね！』
　
？「お前さん。随分可笑しな趣味をしてるんだな。」

　そう声が訊こえ振り向いて見ると其処には骸骨…いや、スケルトンがいた。

　『可笑しな趣味だなんて酷いなぁ…同じ趣味を持っている人も意外といるのだよ？』

　まぁ、今迄出逢った人の中で一人しかいないのだけれどね。

？「同じ趣味を持っている人が居ようが居なかろうが可笑しな趣味という事には変わりないだろ？

　と云うか、そんな事より自己紹介が未だだったな。
　オイラはサンズ。見ての通りスケルトンさ。」

　そう云い彼は何も考えて無さそうな顔になる。

　…絶対仕事しないタイプだな。

　『初めまして、サンズ。私はA。見ての通り人間さ。』

　私はニッコリといつもの様に微笑み乍ら名前を云う。

　『処で、君は如何して此処に？』

サン「おっと。そうだった。弟にニンゲンが此処に来ないか見張ってろって云われてるんだった。」

　『えぇ…私人間だけど』

サン「まぁオイラ的にはニンゲン捕まえるとかは如何でもいいからな。
　
　取り敢えず、そのゲートっぽいのくぐれよ。」

　多分これ人間が入らない様に作ったやつ…だよね？

　真ん中が堂々と空いてるから余り意味がないのだけれど…いいのかな？

　ゲートをくぐると気配が近づいて来た。

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因みにこれ書いているの豆腐です。