社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第十二話 ページ12

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A「ということで、大丈夫ですか？江戸川さん」






少し腫れてしまった目で江戸川さんに確認する。






江「ブーｯ！！ぼくは太宰と帰りたいって、行ったじゃないか！！」






折角、お菓子も買ってあげて、電車賃も出してあげていると言うのに、




まだ駄々をこねる江戸川さん。




確かこの人は電車の乗り方が分からないみたいだけど、




この電車は乗り換えしなくていい。




それに、降りる駅に国木田さんが駆けつけてくれるらしいから、大丈夫なはずなのに…






A「ダメですよ、それじゃあ、2人とも、探偵社に戻れませんから…」






江「ブーｯ！！」






駅のフォーム、江戸川さんのブーイングが飛ぶ。




「嫌だ嫌だ」と言うこの人はまるで小学生…




流石の俺とどうしたらいいか…






江「じゃあ、交換条件にしようよ！！」






A「こ、交換条件…ですか？」






突然、変なことを言い出す江戸川さんの言葉をまたリピートしてしまう。




し、仕事でも、押し付けられるのかな…






江「そしたら、ぼく帰るから！！」






A「は、はァー…？」






押し付けられるのには慣れているし、それで国木田さんの負担が減るなら…






A「いいですよ」

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