◇３４ ページ34
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廉「もうちょっと俺に心開いてよね」
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笑いながらそう言って
永瀬は教室から出ていった。
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心開けって言われても...ねぇ
どういう状態が『心を開いてる』なのか
分かんないし。
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...だいたいなんで永瀬はあんなに私に構うの？
そっちこそ説明してよね...
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亜紀「A」
「え...あ、おかえり.......」
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低い声で名前を呼ぶ声がして
顔を上げるとそこには亜紀がいた。
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あまりに無表情だったから
一瞬怖くて声が掠れてしまった。
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亜紀「A、永瀬くんと弁当食べてたの？」
「え...あ、えっと...その...」
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上手く答えられない。
だって後ろに泣いてる純ちゃんがいたから。
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なんて言えばいいのか分からなかった。
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純「一緒に食べるんなら先に言ってくれれば良かったのに...」
「違っ...あの...それは......」
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『永瀬から勝手に来たんだ』なんて言ったら
余計何か言われるだろう
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じゃあなんて言えばいいの。
どうすればいいの。
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亜紀「純の気持ち知ってるくせに、あり得ないから」
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最後にそう言って
二人は私に背を向けた。
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私はその背中を呆然と見てた
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初音まい汰(プロフ) - なんか、え、きゅんきゅんしましたー笑笑 (2017年2月14日 1時) (
レス) id: 2a3e2fdffd (このIDを非表示/違反報告)
ミカノ - この小説大好きです！！ 更新頑張って下さい！ (2017年1月12日 18時) (レス) id: a8e197467c (このIDを非表示/違反報告)
き-ﾒﾛ - すごく面白かったです^^ 涙が知らないうちに出てました���� これからも頑張って下さい'∀'/ (2015年4月8日 18時) (レス) id: 4a482eb04f (このIDを非表示/違反報告)
侑愛(プロフ) - 面白すぎです！きゅんきゅんしました♪ (2015年3月7日 8時) (レス) id: 0a3441573f (このIDを非表示/違反報告)
こまつ(プロフ) - 完結お疲れ様でしたっ（＾Ｏ＾） とっても面白くて、終わっちゃうのが少し淋しいです(´･_･`) (2014年12月6日 17時) (レス) id: 54539529da (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2014年7月4日 20時
