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A
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『じゃあなんで、』
MG「Aは塗り絵に色付けすることで自由を感じられるっていうけど、」
MG「結局ラプンツェル=金髪っていう無意識に刷り込まれてきたことが自由をなくしてるじゃん」
MG「例えばホシヒョンなら金髪、ミョンホなら赤髪みたいな。ホシヒョンが木みたいな真緑に染めても、ミョンホが白髪にしたっていいでしょ？」
MG「自分の可能性を自分で無意識に狭めちゃってるんじゃない？」
できた、と呟いてこちらに塗り絵を見せてきた
MG「じゃーん！」
見せられたラプンツェルは黒い髪に黒いドレス
『ぜんぶ、黒、』
MG「かっこいいでしょ、黒は何にも染まらない色。自分を持っている色だよ」
MG「だからさ、Aも枠から飛び出してやってみたらいいじゃん」
MG「やりたいことがあるなら自分の気持に嘘つかないでまっすぐやってみよ」
MG「ま、それを手伝うのが俺等SEVENTEENの役目だからねっ」
ドヤ顔でポーズを取るミンギュ
明るく振る舞ってくれる彼の優しさが少しくすぐったい
『ミンギュ』
MG「なーにー？カッコよく決まったでしょ！」
『うん、すっごくかっこいい』
MG「え？」
『ふっ、何赤くなってるのー』
MG「いや、だって、今までかっこいいって言ってくれることなかったじゃん！！」
きっとこのやり取りができるだけでわたしは幸せな方だ
スタッフとアイドルの関係なんてずっと平行線。
可能性なんてないよ、ミンギュ。
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作者名：ぅゎキ | 作成日時：2023年11月2日 0時
