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※8 ページ9
昼休み。
いつもと違う、
なんとも言えない気持ちを落ち着かせるために
屋上に行こうと思った。
廊下を進み、角を曲がったところで
不意に腕を引っ張られる。
「きゃっ、」
「し〜。…俺だよ」
昨日の無表情とは打って変わって、
イタズラする子供のように笑っている岩橋くんが居た。
「えっ…」
「今日、放課後空いてるよね？俺が部活終わるまで待っててくれない？その代わり奢るからさ」
「奢る…？」
「おいしいケーキ屋があるの。そこ、行こう」
「……じゃあ、屋上で待ってますね」
「うん、わかった」
じゃ、後でね。と、走り去ってく岩橋くん。
おいしいケーキ屋さん。
………え、これってデートになるんだろうか。
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作者名：ゆい☆
| 作成日時：2013年6月18日 1時
