愛を喰う僕等は 【I.G】

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「…どしたの……」



じっ、と探るように見てくる。


涙で霞む視界には、その表情はわからないけど

私には、もう、

彼しかいない。







「……私もう、わかんないや…」



その瞬間

抱き寄せられる。



「俺は、必要だから。」

「………」

「俺は、神宮寺みたいに
嘘ついたりなんかしないから。」




_______あなただけ。



私の居場所は、ここしかない。





「おいで？」

「……うん」




これが正しいなんかなんて

知らない。


どうでもいい。





今は、ただ









「…愛してる……」




この悪魔に溺れていたい___

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