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「瀬戸さーーーん」
最近やっと機嫌が直ってきた玄樹と
教室で昼ご飯を食べてたら。
「………平野くん」
「いえーす。」
ほんわか笑顔で私に手を振ってくる。
隣の勇太の眉間に、シワがたったのがわかった。
「玄樹しらない?」
「……岩橋、くん?」
「うん。今日、学校来てないんだ。」
「……へー。」
「なに?なんでそれをコイツに聞きにくるわけ?」
「えーだって、“友達”なんでしょ?」
………“友達”。
果たしてそんな関係だと言えるのだろうか。
「ごめん、そこまで仲良くないからわかんないや」
「そっかそっかあー。ありがとね」
平野くんが去った瞬間、
勇太が小さく舌打ちした。
…………ああ、
一度こうなったら、
なかなか直らないのが彼だ。
目で、
着いてこい、と言われて
勇太の後を歩いた。
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作者名:ゆい☆ | 作成日時:2013年6月18日 1時