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今日もかな。
今日もだろうな。
案の定、忍び足で教室をのぞけば
聞こえてくる甘い声。
・・・・・・よく、教室でできるよね。
何も考えたくなくなって、
屋上のフェンスにもたれかかりながら空を見る。
「「好きなんだ。」」
あの時、そう言った、勇太の顔。
今でも忘れられない
あの優しく私を見る彼の顔。
好き。
勇太が好き。
でも、勇太がなにしたいのか、わかんないよ・・・。
滲む視界をごまかすように校庭を見れば、
今日も野球部が目に入る。
「・・・玄樹なら。」
この締め付けられるような胸の痛み、
あなたならわかってくれるでしょ？
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作者名：ゆい☆
| 作成日時：2013年6月18日 1時
