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「おじゃましま、す・・・」
「階段上がって突き当りの部屋だから。先行ってて？」
「あ、うん」
リビングの方へ行ってしまった岩橋くん。
ギクシャクと階段を上って、言われた通りに突き当りの部屋に入る。
・・・だって、勇太以外の男の子の部屋なんて・・入ったことないし。
「・・・可愛い・・」
キャラクター物ばかりな可愛い部屋。
奥のほうには洋服がズラリ。
これまた可愛い服が。
でも、よく見ると、ちゃんと整頓されてて
彼の性格がうかがえる。
しかも本棚の上には野球グッツが沢山あって、
妙に感心。
勇太の部屋は、必要最低限な物しかない、シンプルな部屋。
同じ男の子の部屋なのに、
正反対なんだな・・・・。
「おまたせ〜〜」
岩橋くんがオレンジジュースのペットボトル片手に入ってくる。
「ごめん、これしかなかった。」
「ううん、いいよ全然。ありがと。」
「あ、番組録画するの忘れてた。今やっていい？」
「どーぞー。」
何チャンだっけ、と言いながら
隣でリモコンをいじりだす。
「このガム、新作出たの？」
「え、それ結構前だよ」
「うそー・・・マジで・・・」
・・・・・・ん？
変に緊張してたの私だけ？
普通の友達の会話のトーンじゃないか？
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作者名：ゆい☆
| 作成日時：2013年6月18日 1時
