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「いただきます……あ、美味しい。」
美味しいケーキ屋、といわれて来ただけあって
それなりに美味しい。
「ねねね！これっ、このショートケーキめっちゃ美味しいよっ！食べる？」
異常なハイテンションの岩橋くんが、
自分のケーキを差したフォークを、私の口に突っ込んだ。
「……んぐ…！！！」
「どうー？美味しいでしょー！」
い、や……
あの…
美味しいんだ、けど……
間接キス、だよ…これ………
「…………あっ」
「………」
ハッとして、今気づいたように、顔を真っ赤にする岩橋くん。
耳まで赤い。
2人とも目を合わせずに
黙々とケーキを食べる。
なにこれ。
なにこの雰囲気。
ケーキが、余計甘く感じる。
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作者名：ゆい☆
| 作成日時：2013年6月18日 1時
