裏 の 関 係

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あなたsaid




私も酒強い方だけどヒカルもなかなか。




東京の夜景を見ながら酒を飲むなんて贅沢。




こんな事、夢にも思わなかった。




ヒカルと出会えてよかった。




「ヒカル、あたし今幸せ」




ヒ「なんや珍しい」




そう口では言いながらも照れているヒカル。




「今日はヒカルに渡したいものがあるの」




ヒ「俺に？」




「気に入るか分かんないけど」




バックから出したのはChrome Heartsの箱。




昨日買ったもの。




ヒ「開けてええ？」




「うん」




ヒ「デザインめっちゃええな」




今年の新作の指輪。




ちょっとごついけどヒカルなら似合う。




ヒ「ありがとな」




「だってヒカルもくれたでしょ？お返しね」




ヒ「付けるわ」




「それなら彼女にもバレないでしょ？男物だし」




ヒ「ほんまにありがとな」




久しぶりに見た嬉しそうなヒカル。




渡してよかった。




「たぶん少なくとも2ヶ月はジロー帰ってこないと思うから電話してね」




ヒ「ジローさんに悪いな」




「じゃあやめる？」




ヒ「無理や」




「大丈夫よ。あたしもヒカルも同罪なんだから」




こうやってどんどん深くはまっていく。

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