裏 の 関 係

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ヒカルsaid




近くのショッピングモールにあるマッサージ店を選んだ。




理由は買い物も出来るから。




「楽しみだね！痛いかな？」




ヒ「痛くないって」




「怖いじゃん」




そんな会話をしていたら映画館の前へ。




「映画でもよかったね」




返事を返そうと思い、口を開いた。




映画館の椅子に腰掛けている女。




あの靴…どこかで。




女はこっちを見ていた。




…A？




なんでお前がここに…。




そしてAの後ろから近付いてきた男。




それは俺が知っている男だった。




俺から目を離し、親しそうに話すA。




なんでよりによって同じ職業の人なんやねん。




なんで彼氏がカリスマブラザーズのジローさんやねん。




でも確かにAは言っていた。




彼氏から貰ったペアのイヤリングだと。




YouTubeでいつも見ている時ジローさんは片耳だけやった。




それにアメリカに住んでいる。




すべて繋がった。




「ヒカル？」




ヒ「あぁ、ごめん。知り合いに似てて」




彼女の声で現実に引き戻される。




見なければよかった。




何も知らないままのがよかった。

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