裏 の 関 係

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あなたsaid




ヒカルに買って貰ったTiffany。




ゴールドのツインデザイン。




シンプルで仕事中でも付けられる。




「ほんとにありがとう」




ヒ「そんくらいええって」




次は私からヒカルにプレゼントする、と心に誓った。




ヒ「今日彼氏帰ってこんの？」




「うん、明日の夜だって」




ヒ「ならゆっくり出来るな」




首都高を走る。




窓からは都会の街と少し傾き始めた夕陽。




ヒ「飯行かね？」




「うん」




ヒ「俺選んでええ？」




「いいよ。何でも食べれるし」




ヒカルは色んなお店を知っている。




イタリアンから中華料理まで。




何を知らないんだろう。




知らないことあるのだろうか。




着いたのは地価の高い所に建つホテルの最上階。




金に縁取られたドアを開けると東京が見下ろせるラウンジ。




カウンターのようなテーブルの前には鉄板。




「凄い…」




ヒ「ここお気に入りなんや、よく1人でも来てた」




「1人で？」




ヒ「今はAもいるから、これからは2人やな」




ヒカルが選んだのは1番端のカウンター席。




「さっきまであそこ走ってたよね」




ヒ「案外子供っぽい所あるよな」




気にしてるのに。




ヒ「なんや気に触ったか？ええやん子供でも」




「彼氏が歳上だからさ、釣り合うように大人っぽくなりたかったの」




ヒ「歳上なんやな、彼氏」




「そう」




ヒカルとなんやかんやで２時間程楽しんだ。




ヒ「このまま俺の家でええよな」




「うん」




ごめんね、ジロー。

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