浮気＿１６ ページ16
.
ほんの一瞬だった。
わずかに感じだ、唇の温もりがフッと消える。
「…え、」
桃「…なんでここにいるん？」
私の疑問の声を、覆うかのようにかけられた言葉。
なんでここ、って言われても…
知らずにきていた小瀧くんの家。
なんで私
小瀧くんの家にいったの？
そうだ、
私…小瀧くんに慰めてもらいたかったんだ。
「小瀧くんに、会いたく‥なっちゃって…」
涙のせいで途切れ途切れになってしまう。
けど小瀧くんには聞き取れたみたいで
優しく、抱きしめてくれた。
こんな温もりを感じたのは、すごく久しぶりだったからって言うのと
助かった、っていう安心感で号泣してしまった。
「小瀧く、怖かったよぉ…」
頭をぽんぽんされるリズムが心地よい。
小瀧くんは何も言わない。
ただ、優しく頭を撫でてくれて
抱きしめてくれて
背中をさすってくれた。
ただそれだけのことなのに、涙は止まらなかった。
数分が立って
ようやく私は、正気を取り戻した。
桃「いやあ、頼ってくれてありがたかったわ。」
「なあ？」って抱きしめてくる小瀧くん。
さっきは自分から抱きしめに行ったのに、
なんか今更だけど恥ずかしくなった。
「思いつく人が居なくって…！」
桃「ツンデレか？！可愛いなぁ、♡」
「違うわっ！ばーか！」
ついつい、こんな発言をしてしまう。
すると、聞き覚えがある高い声が耳に届いた。
『…あ。久しぶりだねぇっ？Aちゃん…だっけぇ？』
私は思わず振り向いて
目を思いっきり見開く。
小瀧くんがかばうように、一歩前へと出て行った。
桃「何の用や？
.
.
.
有栖さん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 487人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽむりんこむ - 山田侑李さん» ありがとうございます！ (2019年8月4日 12時) (
レス) id: 50ff4b13a1 (このIDを非表示/違反報告)
山田侑李 - のんちゃんと淳太君というWESTのメンバーが二人も死んじゃってこれからWESTのみんなと主人公がどうなっていくのかすごく楽しみです！更新頑張って下さい！！応援してます！ (2019年7月31日 13時) (レス) id: 8286031f0a (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - 重岡あやさん» ありがとうございます！最高とか、言っていただけて最高です！！(語彙力ない) (2019年4月6日 19時) (レス) id: 55b3b8c9fd (このIDを非表示/違反報告)
重岡あや - はじめまして！ただの浮気のお話かと思ったら、めっちゃドロドロしてて...うん、最高です！続き楽しみにしてます！ (2019年3月28日 9時) (レス) id: 9d8f0fb8f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - (匡子さん» 嬉しいですうううう (2019年2月3日 11時) (レス) id: 55b3b8c9fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2018年2月19日 19時
