言いすぎた ページ5
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「「 かんぱーい 」」
グラスを鳴らし、ほぼ同時に飲み始める僕と大倉
ぷはっ、という声も同時
忠「沖縄の話、聞かせて」
「…海で、ボーッとしとったら息子がいなくなったお母さんが捜してて、声かけてもーてん。レスキューダイバーの資格取ってるし、居ても立っても居られんくなって」
忠「そんで?助けたん?」
「海で溺れてる息子、海翔くんを助けた。お母さんは命の恩人の僕にお礼させて下さいって言ってくれたんやけど…」
忠「けど?」
「そのお母さんに一目惚れして、連絡先交換もせず帰ってきてしもーたわ。あははっ」
バンッ!!
びくッ!!
忠「笑いごとちゃう。連絡先交換してへんてありえへんやろ。それに何?子持ちの人妻に一目惚れって、それこそありえんわ!」
「…大倉に何がわかんねん」
忠「ぐびっ、ん?」
「女遊びばっかしてる大倉に何がわかんねん。引っ掻き回してやったらポイ。たまたま好きになったのが人妻の方がよっぽどマシや」
忠「……ヤスにそこまで言われるとは思わんかった。俺には何も言う資格ないな。すまん」
ぁ、ちょっと言いすぎた
でも、謝らない
大倉も反省してるやろうし
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作者名:ちーこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chi-ko/
作成日時:2018年10月12日 19時