U w a k i - 浮気 - Reo . S

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REO side





パーティーが終わってからも


何故かAちゃんの事が忘れられない俺
あんな事聞いてしまったから、かも知れないけど

それだけじゃない





龍友「 昨日は飲み過ぎたわぁ 」

涼太「 龍友くん途中でナンパし始めるからマジで焦ったよ〜 」





昨日のパーティーには

他にも若い女の子とか、それなりに売れてるアーティストさんも沢山居たらしいけど

俺には全くと言っていいほど記憶にない


覚えてるのは、彼女の素敵なDJの姿と

儚げで消えてしまいそうな顔だった






隼「 … なんか玲於、昨日から変じゃない？」


「 そ？普通だよ 」


涼太「 確かに、上の空じゃない？」


龍友「 なんや、恋煩いか〜？」






恋煩い … か、

俺じゃなくてAちゃんの恋煩いだけどね

あんな魅力的な子が彼女なのに
それでも浮気するなんて … 欲張りだよ臣さんは





亜嵐「 そういえば俺、AちゃんとLINE交換した！」


裕太「 それ大丈夫なん、登坂さん知ってるん？」


亜嵐「 DJ仲間って事で、勿論お許しは貰った！」







なんだ、亜嵐くんもう連絡先まで交換しちゃってんのかよ。

さすがうちのリーダーは行動が早い

なら俺らも別に他人のフリする必要なかったかな



でも、何故か


亜嵐くんに先越された気がして

胸の中がモヤモヤして、苦しくなる





いわゆる 嫉妬心、ってヤツ？

俺はAちゃんに 一目惚れしてる






「 臣さんってさ、嫉妬とかするのかな 」


隼「 どうしたの、急に(笑)」


亜嵐「 しないと思うよ？Aと仲良くしてやって、って言われたし 」


「 ふぅん、じゃあいっか 」






臣さんの事は、嫌いじゃない

寧ろすげえカッコいいなって思うし 尊敬する


けど、けどさ
それとこれは別じゃん


考え方を変えれば

彼女がいた臣さんの事をずっと思い続けて
略奪しちゃうくらい愛されてるのに


そんな彼女ほっといてさ、元カノとまだ切れてないなんてずるくない？






涼太「 何が？」


「 嫉妬深くないなら俺も仲良くしよ 」


隼「 連絡先知ってるの？」


「 知らないけど、貸してるものあるから 」






ねえ、臣さん？



Aちゃんの事大切にしないなら

俺が貰っちゃいますよ？



なーんて、あんな人から略奪するなんて
俺には到底無理だと思うけどさ








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