▽ ページ22
YOU side
あれから度々、玲於くんとの関係は続いていて
一緒にご飯食べたりとか 家に行ったりとか
やってる事は友達と変わんないけど
唯一違うのは「 好き 」って言ってくれることと
不意打ちで キスされたり
一緒に朝を迎えたりすること
玲於くんはクールなイメージだったけど
案外積極的で、スキンシップが激しい。そんなギャップも私にはツボでしかない
「 やべ、リップ塗るの忘れてた 」
『 玲於くん 女子力高いね 』
「 保湿しないとカサカサになるからね 」
そんな彼との関係は、いわゆる “ 浮気 ” で。
悪い事してるって事は初めから分かってるけど
危険な事をしてるって状況が刺激的で
スリルにドキドキしてる自分がいる
「 はい、リップ塗ったからもっかいしよ?」
『 … それ、無香料?』
「 それはしてからの、お楽しみ 」
あざとくて、なのにカッコよくて。
可愛いから何されたって憎めない
玲於くんになら イジワルされても 嫌じゃない
『 … ん、っ 甘 』
「 … いちごの香り、分かった?」
唇が重なり合う度に鼻に抜ける甘い香り
匂いだけなはずなのに、どこか玲於くんとのキスはスイーツみたいに甘くて
まるで私には ご褒美のデザートみたい ___ .
『 っ … れお、くん … ストップ 』
「 何、もうギブ?」
呼吸しようと口を開けば
その僅かな隙間から舌を捩じ込まれる
こういうキスは、広臣とだってするのに
慣れてるはず … なのに
どうしてか、胸が破裂しそうなくらいドキドキが止まらなくて
身体中が熱くなるの
『 … 待っ、て 』
「 そんな顔されて、待てると思う?」
可愛い顔してるのに、言ってる事もしてる事もドS過ぎだよ … 玲於くん
私弱いの、そういう
“ 自分しか知らない顔 ” を見せてくれる人に
どこまでも私の心を掴んで離さない
あんなにも毎日、広臣でいっぱい埋め尽くされてたはずなのに
「 A … 好き 」
苦しくてたまらなかった
好きだという燃えるような想いも
押し潰されそうな嫉妬心も
私の脳から どんどん小さくなって消えてしまいそう
やっぱり玲於くんと居ると
全部忘れられそう
『 私も、好きだよ 』
「 … 臣さんの次に、でしょ?」
ねぇ玲於くん、私はいつか
貴方を1番に愛せる日が来るのでしょうか?
.
1739人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中務れおあらん - さのまるさん» 一番いい判断だァッ!人間として見本になる判断ですね♪尊敬します! (2018年3月24日 1時) (レス) id: 01c710fdcc (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - さのまるさん» 何が起こってるのか作者的にはハテナ??です(笑)でもありがとうございます!嬉しいです(^_^)v そう言って頂ける方の為にもこれからも頑張りますっ! (2018年3月7日 0時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
さのまる - コメント欄に書くことじゃないですよね…笑 へんなコメントなど気にせず、大変だと思いますがこれからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年3月7日 0時) (レス) id: e2eb0f7e46 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - 名前変えて二回も言わなくても大丈夫です。読んでみます。 (2018年3月6日 23時) (レス) id: 6ad83d3193 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - あいこさん» 続編までちゃんと全部読みましたか? (2018年3月4日 16時) (レス) id: 72fad80a8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えびちゃん | 作成日時:2018年2月3日 17時