離婚して下さい ページ32
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「…ただいま」
華枝「おかえりなさい」
「これ、お土産」
華枝「ありがとう。有名なロールケーキ!あとで食べましょか。先に夕飯にしましょ」
「話は、後でええか」
食べる時に話すと食事が美味しく感じないしな
華枝さんの手料理も食べれなくなるなぁ
噛み締めておこう
この味を覚えておこう
「ご馳走さまでした」
華枝「ロールケーキ切りましょか。コーヒー淹れてくれる?」
「はい」
食べ終えた食器をシンクに持って行って、豆から焙煎したコーヒーを淹れる
これは俺の好みや
残ったロールケーキは冷凍
2人だといっぱい食べれんしな
華枝「ん、やっぱりここのロールケーキ最高やわ」
「…うんま!」
華枝「それで、話というのは?」
「あ、俺と離婚して下さい」
華枝「Aと浮気してるから?」
「…知ってたん?」
華枝「浮気する前から宣戦布告されてたんや。隆くんをあたしから奪うって」
「それで俺に近づいてきたんか」
華枝「離婚、してもええよ。それで隆くんがAと幸せになる自信あるならな」
「幸せになる自信はある。本当にごめん!その代わり、離婚届、持ってきてもろうてええ?」
華枝「わかった」
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作者名:ちーこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chi-ko/
作成日時:2019年4月17日 20時