クラスメイト@白 ページ31
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ラウール side
本日転校初日、初登校です。
俺「でも本当、わた達がいてよかったよ」
ヴァサ「だろ」
北川「俺らもラウール来てくれて嬉しいよ！」
正直前の学校への未練はあるけど、
少年忍者の頃から仲良しの友達もいるし、そこら辺は何の心配もない。
三人に職員室まで送ってもらって。
先生達に挨拶をして、担任の先生に連れられてクラスへ向かう。
自己紹介をして教室を見渡すと。
俺「あ、」
Aちゃんと目が合って微笑まれた。
俺「まさかさぁ、同じグループになって、高校まで同じクラスになるなんて思わなかったよね」
朝比奈「だね」
休み時間、すぐにAちゃんの元へと向かう。
Aちゃんは普段と変わらない様子で笑ってくれた。
俺「…てか友達いないの？」
朝比奈「…」
休み時間って友達とおしゃべりするもんだよね？
Aちゃんはというと、自分の席で勉強なんかしてる。
俺は教室を見渡して、わた達を手招きして呼んだ。
ヴァサ「何？」
俺「まさかわたもAちゃんと話した事ないとか言わないよね？」
ヴァサ「あるよ、話した事くらい」
檜山「テスト範囲どこですか？とかだけなんだけどね」
それはもう業務連絡じゃん。
俺「Aちゃんさ、俺が来て良かったね」
朝比奈「…うん、嬉しいよ」
俺がAちゃんを一人にはさせないからね。
向井「ラウール！朝比奈ちゃん！」
転校してからしばらく経った放課後。
Aちゃんと二人で帰っていると門の前に停められた車。
そしてこちらに大きく手を振る人。
向井「っておい！何で無視するのよ！」
二人で目を合わせて、そのまま横を素通りすると腕を取られて引き止められた。
俺「康二くん、声でかい」
朝比奈「恥ずかしい」
向井「ごめんごめん。二人を迎えに来たのよ」
もう既に注目浴びまくりだからどうでもいいけど。
そんな嬉しそうに笑顔振りまかないでね？
後ろで黄色い声が飛び交ってるから。
向井「呼ばれてん、俺ら。滝沢くんに」
俺「え、何だろ」
朝比奈「誰かやらかした？」
そんな、縁起でもない。
不思議に思いながらも、康二くんの運転で、楽しくおしゃべりしながら事務所へと向かった。
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作者名：うさみ
| 作成日時：2023年7月8日 14時
