イチバンボシ。 (ページ2)

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新メンバー@紫ページ2

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深澤 side

加入組の３人と合流して、初めての９人での撮影の日。

撮影前、楽屋で「よろしくお願いします」「これから頑張ろうな」なんてやり取りを交わし終えた直後。

滝沢「どう？９人でやっていけそう？」

滝沢くんが様子を見に来てくれた。

俺「いやまだ今初めて９人揃ったばっかりですよ」

岩本「でも自分らで決めた以上、やっていきます」

照の力強い言葉に頷い俺らを見て、滝沢くんは嬉しそうに笑った後。

何故だか困ったように眉を下げた。

滝沢「撮影入ってもらう前に、もう一人紹介したい子がいるんだ」

佐久間「え？」

滝沢「A」

滝沢くんが振り返って、入口の方に声をかけるも、誰も出てこない。

滝沢「あれ？おーい、Aー」

焦ったように小走りで出て行ってしまった滝沢くん。

取り残された俺らは、困惑からか誰も言葉を発せなかった。

少しして戻って来た滝沢くんは、一人の女の子に手を添え、背中押すようにして歩いて来た。

その女の子は俯いていたから、顔はよく見えなかったけど、幼いような気がする。

滝沢「ごめんごめん、改めまして…」

滝沢くんが自己紹介を促すように女の子を見るも、俯いたまま動かない。

滝沢「…朝比奈Aさんです」

結局苦笑いの滝沢くんが、彼女の名前を紹介する事になるも、その子はぴくりとも動かなかった。

渡辺「…その子がどうかしたんですか？」

痺れを切らしたなべが声を上げる。

滝沢くんは一瞬困った顔をしたけど、すぐにいつもの笑顔になって。

女の子の肩に両手を添えた。

滝沢「９人になったところ悪いんだけどこの子、Aの事も、新メンバーとしてSnow Manに入れるか考えて欲しい」

笑顔でそんな爆弾を落とした。

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