57話▽ ページ13
.
やってきたのは裏通りを過ぎてちょっとお洒落めな猫カフェ
あ、彼方身バレしないようにか
扉を開けると小さい鈴の音が鳴った
彼方が店員さんと受付を済ませると店員さんが頬を赤く染めながら席に案内してくれる
そりゃこんなイケメンに爽やか笑顔かまされちゃったらな…
猫と遊ぼうとする彼方を横目に私はメニュー表を開いた。ふと、あるものが目に留まる
『3Dラテアート???』
説明文みたいなものを読み進めると、猫の形を催した可愛いラテがあるとのこと
こ、これは映えチャンスでは…!?
彼方はもう既に猫と戯れはじめているが、私は彼方の分も勝手に注文しそのまま過ごそうとしたのだが…
店「あ、今カップル限定で50%OFFにしてるんですが、宜しいですか?」
あ、この店員さんすごい可愛い…耳の下で緩く結ばれている髪を見ながら私はそう思った
って、違う違う!!カップル割引!?
チラッと彼方を方を見たが、彼方には聞こえてはいなようで微笑ましく遊んでいる
でも割引はしてほしい
『あ、はい、大丈夫です』
店「かしこまりました!お楽しみください〜!」
店員さんがパタパタと店の奥に消える
私は席をたち彼方の方に向かった
彼「ん、A注文終わった?」
『え?あ、ぁあ、うん…』
やばい、さっきので彼方の顔を見れない
ジワジワと熱を帯びていく頬がバレないように私もその場にいた猫に触れた
微かな体温が手に伝わってきて、顎の下を触ると気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らしている
彼方も先程から同じ子ばかりを撫でていると思いきや
胡座をかいている足やら腕やら肩やらにいっぱい猫がくっついている
イケメンは猫にもモテるのか
すると、私と戯れていた猫も彼方の方に行ってしまい、私は独り身となったのだ
店「ラテアートお持ち致しました〜!」
店員さんがラテアートを両手に持ち、私たちの机に置いてくれた
『ありがとうございます』
ぺこりとお辞儀をし、写真を撮り、ふーふーしながらラテを口に入れた
『ぁちっ』
彼「美味しい?」
『ん。熱いけど、美味しい』
彼「そっか。」
彼方はそれだけ言うとラテを両手に持ち、可愛らしく口に入れた
それだけ見てるともうただの美人にしか見えないから
周りのお客さんも彼方を注目していた
彼方は全くもって気づいていない
鈍感にも程があるっしょ…。
□
通話超面白かった
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちみる@2021年は低浮上(プロフ) - 魔法少女ゆららさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります (2021年7月21日 21時) (レス) id: f17411e881 (このIDを非表示/違反報告)
らじ - 魔法少女ゆららさん» コメントありがとうございます!更新みると頑張っていきますので、よろしくお願いします!! (2021年7月19日 22時) (レス) id: 35c2d7115f (このIDを非表示/違反報告)
魔法少女ゆらら(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも楽しく読ませて頂いてます…!更新楽しみにしてました!これからも頑張ってください、応援しています! (2021年7月15日 23時) (レス) id: 06868f6095 (このIDを非表示/違反報告)
らじ - ご指摘ありがとうございます。んー…夢主ちゃんは人から聞いたという感じなので曖昧な感じなんです…ですが、ご指摘された部分はしっかりと直しておきます!申し訳ありませんでした。 (2021年6月22日 21時) (レス) id: 35c2d7115f (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 55話の天然サイコパスでは? (2021年6月21日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ