目撃情報 78 ページ37
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昴「…爺ちゃん？」
「なんだまた来たのか」
『だって私たち暇人だし？』
翌日の夕方、悠仁より先に病室に来た
昴「今日も元気？」
昴はタタタッ…とお爺ちゃんのベッドに駆け寄るとポフっとベッドにダイブする
「あぁ、元気だ」
お爺ちゃんはよしよしと優しく頭を撫でる
昴と悠仁が来てくれるの嬉しい癖に素直じゃないんだから…
『着替え、新しいの入れとくね。
もう少ししたら悠仁も来ると思うよ』
ゴソゴソとタオルや着替えを新しく補充していく
「アイツは部活をせんのか」
『毎回ちゃんと部活してからお見舞いに来てるよ。
ちゃんと青春してるから大丈夫大丈夫。』
「本当か？」
『それよりお爺ちゃん、自分の体調の方、気にしてよ。
まだ先だけど昴の誕生日、お祝いパーティーするんだって張り切ってるから…ね〜昴？』
昴「うん、母さんと爺ちゃんと悠兄、みんなで大きいケーキ食べるんだ」
「ふんっ贅沢しおって！」
息子の頭をわしゃわしゃと撫でる
昴「へへっ爺ちゃん早く帰ってきてよね！
僕、お姉ちゃんたちに自慢してくる！！」
いつも可愛がってくれているナースさんたちが居るナースステーションに行ってしまった
「…A…」
『…どうしたの？』
お爺ちゃんの真剣な声音に動かしていた手を止め顔を向けた
「…お前もそろそろ自由になっていい。
昴にもちゃんと戸籍を用意してやれ。」
今、私と昴は傑が用意してくれた
偽の名前と戸籍で生きている
昴に関しては更に呪霊が見えるため幼稚園などは行けてない
他の子どもと交流する機会もない
だからここに来るとナースさんたちと話すのが新鮮で嬉しがる
遊ぶ友だちも…話す友だちも居ない
寂しい思いをさせていると思う
「お前や昴が我慢する必要がどこにある。
もう自由に生活をしろ。
お前たちは１人じゃない。
逃げ隠れする人生を歩むな。
明るい道を歩めばいい。」
『……そうだね……私がずっと逃げてちゃダメだね‥
ｸﾞｽｯ‥ははっ、お爺ちゃんカッコ良いこと言うんだね！』
目尻に溜まった涙を拭い
クスクスと笑う
「ﾌﾝｯ…男はいつでも女にカッコ良く見られたいんだよ」
『ありがとう、お爺ちゃん。
お爺ちゃんに助けて貰えて私、幸せだよ。』
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雪椿(プロフ) - 千さん» 悠仁の口調分かってないのに手を出してしまい迷走してます(笑)がんばります！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - どうしよう、めちゃくちゃ面白い！更新がいつも楽しみです！悠仁くんも出てきて興奮が止まりませんー！笑応援してます！ (2021年2月11日 23時) (レス) id: 7c06efcd2a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - なな@アンナ天使さん» 理想通りなんて(°°;)ただあの方の声で脳内再生したらこんな感じかな〜で書いているので申し訳ないぐらいです(;ﾟロﾟ)これからも更新がんばります！ (2021年2月6日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ライトさん» そんなに好いていただき、ありがとうございます！更新がんばります！ (2021年2月6日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
なな@アンナ天使(プロフ) - ここまで癖に刺さる作品はもしかすると初めてです！！すっごく好きで感動です！！推しの夏油様が私の理想の通り過ぎて……そして虎杖くんの登場がまさかの形で！！このあとも楽しみにしてます！！ (2021年2月6日 16時) (レス) id: e248d88fc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年2月3日 20時
