悠仁の観察日記�� ページ27
虎杖side
「悠仁、高校どうするの？」
中３になりそろそろ受ける高校を決めなければならない時期が来た
『できれば近所の杉沢第三高校に入りてーなーって』
「そっか、行きたいところちゃんと決まってるなら良いよ。」
『わりぃ…ちゃんと言ってなかった』
「いいよ。じゃぁしっかり勉強しなさいね？」
ポンポンと頭を撫でられる
まさかこの後に爺ちゃんが倒れるなんて予想だにしてなかった
近所だからと適当に決めた高校。
落ちたら他の候補で行けばいいやって軽く思っていたのに、そうはいかなかった。
できれば毎日爺ちゃんの見舞いに行きたい。
だから、必ず合格しないといけない。
『姉ちゃん、数学教えて〜…
もう頭爆発しそう…』
「いいよ。
昴、お兄ちゃん勉強するから机半分片付けて？」
「えー！悠兄部屋に帰ってよー！」
「お絵描きばっかじゃなくて昴も字を書く勉強するのよ」
そういうとひらがなカタカナドリルを机に置いた
「昴はここから始めてね？」
「あーーい」
「悠仁はどこが分からないの」
『こことこことここと…』
「…うん、全部ってことね」
クスクスと苦笑しながら
１つ１つ丁寧に教えてくれる
『姉ちゃんって教えるの上手いね』
「これでも数学苦手だったんだよ」
『今、スラスラ解けてんのに？』
「…高校の時、天才２人に徹底的に教え直されたから。」
懐かしそうにクスクス笑う
「１人はすごく丁寧に教えてくれるんだけど、もう１人は教え方壊滅的…てか喧嘩煽ってくる感じ」
『煽ってくんの？』
「そうだよ。
は？お前公式分かんねーの？
脳みそ詰まってんのか…とか」
『げ…そんな奴に教えられたくねー…』
「ふふっ…でもおかげでワイワイしながら楽しく勉強できたし、根気よく付き合ってくれたから感謝してるよ」
…姉ちゃんの表情見てたら嬉しそうにその人の話ししてる。
嬉しそう…というか…
なんだろう…もしかして…
『姉ちゃん、その人のこと好きだったんだ？』
「…え？」
『なんか姉ちゃん嬉しそに話すし…』
「…悠仁が恋とか分かるなんて意外だなぁ」
『お、俺だって分かるし！ドラマ見て勉強した！』
「ふふっ……うん、好き。
すごく好きで好きで…甘酸っぱい青春の思い出だよ」
俺…気づいちまった…
好きだった？の質問に
好き《だった》じゃなくて
《好き》で返ってきたことに
まだ好きってこと…？
…もしかして昴の父ちゃんだったりすんのかな…
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雪椿(プロフ) - 千さん» 悠仁の口調分かってないのに手を出してしまい迷走してます(笑)がんばります！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - どうしよう、めちゃくちゃ面白い！更新がいつも楽しみです！悠仁くんも出てきて興奮が止まりませんー！笑応援してます！ (2021年2月11日 23時) (レス) id: 7c06efcd2a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - なな@アンナ天使さん» 理想通りなんて(°°;)ただあの方の声で脳内再生したらこんな感じかな〜で書いているので申し訳ないぐらいです(;ﾟロﾟ)これからも更新がんばります！ (2021年2月6日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ライトさん» そんなに好いていただき、ありがとうございます！更新がんばります！ (2021年2月6日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
なな@アンナ天使(プロフ) - ここまで癖に刺さる作品はもしかすると初めてです！！すっごく好きで感動です！！推しの夏油様が私の理想の通り過ぎて……そして虎杖くんの登場がまさかの形で！！このあとも楽しみにしてます！！ (2021年2月6日 16時) (レス) id: e248d88fc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年2月3日 20時
