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夏「偽物か…
それは誰が決めたんだい？」
『それは…』
五「Aの側に居たい、Aの笑顔を守りたい、Aの存在が愛おしいって思うのは呪い？」
『それは、前の世界の悟が私の死に際に…』
夏「Aも理解しているはず。
私たちが呪いなんてものをかけていないことを」
五「…A、僕は呪いはかけていない」
『違うっ、違うっ！！
２人は私を愛してないっ！！』
ポロポロと落ちていく私の涙を２人は愛おしそうに、指で掬い上げる。
そんな目をしないで欲しいのに…
五「この気持ちは、僕のもの」
夏「自分の想いくらい区別がつく。
この１ヶ月それを自覚する為に時間を空けた。
本当に己の気持ちなのか、因果なのか…」
五「でも、考えれば考えるほど、Aを愛してるって気持ちに嘘偽りは無かった。
２人共、答えは出た…
だからもう一度、Aに伝えたかった。
また辛い思いをさせるだけなのに…
僕たちの自己満に付き合わせて、ごめん。」
『ﾋｸｯ…もう、や…っ』
五「…愛してるA…」
夏「この気持ちが君に届かなくても、言わせて欲しい。
愛してるよA…」
違う…違う……違う…っ
私も分かっている
頭の中の整理も終わっている
言わなきゃいけないんだ…
２人が繋いでくれている手をギュッと握り、真っ直ぐと２人を見つめた。
２人共、真っ直ぐ見つめていてくれる。
私はそれに応えなきゃいけない。
泣いて震えそうな声をぐっと堪えた。
『わ、私も…っ
私も分かってるのっ
だから、別れを告げたの…っ
過去の悟に、過去の傑に…
何よりも弱い自分に…さよならを、けじめをつけたのっ』
五「うん」
『前の世界と今の世界の２人を一緒にしちゃいけないって、やっと心の整理が出来たのっ』
夏「うん」
『私はちゃんと知ってた…っ
悟が女嫌いで、女性を避けていた事を。
一部の女性としか気の置ける話をしてないことを』
五「うん」
『私はちゃんと知ってた…っ
傑が他人の気持ちを利用して裏切るような事をしないことを。
傑が、私の気持ちを理解して優先してくれようとしてたことを。』
夏「うん」
『こんな私の事を２人は想ってくれて、嬉しい。
私の過去を理解してくれて、受け入れてくれて…』
五「それは…Aの答えはYesってこと？」
ふるふる…と私は首を横に振った。
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saaachn(プロフ) - 久しぶりに開いたら更新されてて1から読み直しました！😭完結お疲れ様です！そして続編の更新待ってます☺️この作品本当に大好きです！♡ (4月29日 22時) (
レス) @page18 id: cc2ddad66d (このIDを非表示/違反報告)
louis06210221(プロフ) - 楽しすぎて更新されるまで作者さんの過去作品を繰り返し読むくらいに好きです。無理せずに更新して是非完結まで持っていってくださるととても嬉しいです！応援してます！ (3月17日 1時) (レス) @page8 id: e23c89d8cd (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 受け入れてもらえるには『よっぽどの事がないと無理』だな…今の先生は前世の先生よりはクズじゃないけど…五条先生頑張って！…それから、こっちの世界の愛桜にもキツイ罰を与えておいてほしいです！😡💢 (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ようやく…２人とも前世を思い出したけど…できたら今世で夢主ちゃんと五条先生に子供が生まれたら『誠悟くんだけじゃなくて、あの時『愛桜にお腹を刺されて殺されてしまった２人目の子供も生まれて来てほしい』です…夢主ちゃんが今世の五条先生の事を (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ラッパ - 更新して頂いて、ありがとうございます！雪椿さんの作品が夢小説で1番好きです。応援してます！ (2月26日 20時) (レス) @page1 id: 5c12bbbdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2024年2月24日 17時
