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五条side
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ーー
ー
これは…記憶の続き？
否、彼女の人生は終わり、記憶の続きはないはず。
なのに、自分の視線の先には、綺麗に死化粧が施されたA。
しばらくすると、自分の身体が勝手に動き出し、彼女の唇と重なる。
『…(これは、僕の記憶…？)』
“
「ごめんっ…
幸せにしてあげられなくてっ、ごめん」
「今度っ…
もし、生まれ変わったら…っ
もし、来世があるのなら…っ」
「…必ず見つけて、Aを幸せにする…
だから、もう一度、出逢えるように…待ってろ…
…今度こそは、幸せにする…
愛してる、A…」”
彼女の亡骸に愛を誓い、最期の別れを惜しんだ。
グイッと服の裾を引っ張られ視線を向けるとそこには、誠悟が居た。
“
誠「…パ、パ…」
「…うん…」
誠「ママね、もうおきないんだって…」
「…うん…っ」
誠「えほんでよんだことある…おほしさまになるって。
ママもおほしさまになるって」
「そうだね…」
誠「ママはおそらから、ぼくのことみてるって」
「うん」
誠「おそら、とおいよ？」
「遠いね…すごく遠いね…」
誠「ぼく、やだ…っ
うっ…ママ…ﾋｸｯ……つめたいの…どうしようっ」
「誠悟ｯ！ごめんっ、ごめんっ！」
誠「やだぁぁ！！ママーっ！！ママーっ！！」
「ごめんっ、誠悟っ…パパのせいなんだっ」
「マ、マーｯ！まぁぁまぁああｯ！！」
「ごめん誠悟っ」”
この腕の中で母を恋しがり、泣き叫ぶ小さな愛おしい存在は、ハッキリと感触があった。
母を求め、力の限り叫び声を上げ、縋ってくる我が子。
そんな愛おしい我が子から、母親を奪ったのは間違いなく自分。
この世界の僕の感情が一気に押し寄せてくる。
悲しみ、苦しみ、懺悔…
取り返しのつかない日々。
取り返しのつかない、愛おしい人の死。
ごめん…っ
ごめん、誠悟…っ
もうAを苦しめたりしない…っ
もうあんな過ちは繰り返さない…っ
母親を奪って、ごめん…っ
ごめん、誠悟…っ
ごめん…っ
ごめん…ごめんっ
ーーーー
ーーー
ーー
ー
『…ご、め…ん…』
うっすらと開けた視線の先には、見慣れた天井。
何かに手を伸ばす自分。
目尻から温かい物が流れ出ていた。
夏「…悟…？」
『す、ぐる…？』
嗚呼‥
現実の世界に戻ってきたのか。
この悪夢を忘れることは無い。
一生、身に刻み、忘れるべからずの大切な記憶だ。
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saaachn(プロフ) - 久しぶりに開いたら更新されてて1から読み直しました！😭完結お疲れ様です！そして続編の更新待ってます☺️この作品本当に大好きです！♡ (4月29日 22時) (
レス) @page18 id: cc2ddad66d (このIDを非表示/違反報告)
louis06210221(プロフ) - 楽しすぎて更新されるまで作者さんの過去作品を繰り返し読むくらいに好きです。無理せずに更新して是非完結まで持っていってくださるととても嬉しいです！応援してます！ (3月17日 1時) (レス) @page8 id: e23c89d8cd (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 受け入れてもらえるには『よっぽどの事がないと無理』だな…今の先生は前世の先生よりはクズじゃないけど…五条先生頑張って！…それから、こっちの世界の愛桜にもキツイ罰を与えておいてほしいです！😡💢 (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ようやく…２人とも前世を思い出したけど…できたら今世で夢主ちゃんと五条先生に子供が生まれたら『誠悟くんだけじゃなくて、あの時『愛桜にお腹を刺されて殺されてしまった２人目の子供も生まれて来てほしい』です…夢主ちゃんが今世の五条先生の事を (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ラッパ - 更新して頂いて、ありがとうございます！雪椿さんの作品が夢小説で1番好きです。応援してます！ (2月26日 20時) (レス) @page1 id: 5c12bbbdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2024年2月24日 17時
