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夏「よろしくお願い致します」
五「お願い致します」
２人は、座る位置を少し下がると、頭が畳に付きそうになる程、下げた。
シーン…と静まる空間。
私は父をじっと見つめた。
まるで私に迷いが無いか見極めるかの様に…
父「…３人の考えは伝わった…」
『じゃぁ…』
父「傑君…」
夏「はい」
父「愛する女性が自分では無い者に、愛情を向けることはとても辛い」
夏「…はい。
しかし、Aは平等に愛を伝えてくれています。
もし仮に、悟だけに愛情が向くようでしたら、自分には無い物を悟が持っているということ。
潔く身を引く覚悟も…
そして、また、こちらに振り向いて貰える努力をする覚悟も両方あります。」
父「うむ……悟様…」
五「はい」
父「これから先、五条家の誰かが女性を送り込むかもしれない。
娘ではない誰か他の者を正妻にと。
何か仕組むかもしれない…」
五「Aさんに対しての気持ちは、揺るぎません。
他の誰でもない、Aさんだからこそ、側に居て支えて欲しいと思っています。
他の女性に好意を抱くことは、この先、誓ってありません」
父「……A…」
『はい』
父「２人を選ぶことは、茨の道だ。
爛れた関係など、後ろ指を指されることは多くある。
自身の心がすり減る覚悟はあるのか？」
『ある。
後ろ指を指されても、言わせておけば良い。
私は２人を愛してる。
お父さんとお母さんみたいに、幸せな家庭を築きたいと思ってる。
２人が居るから、私は歩める。』
母「Aは…Aは、後悔しない？
本当に、後悔はないの？」
『２人と幸せになれない方が後悔する。
一般的な家庭とは違うけど、同じ愛はそこにあるの。
だから、お父さんとお母さんには、心の底から祝って欲しい…お願いします。』
私も２人と一緒の様に頭を下げた。
伝えたいことは伝えた。
あとは、この想いが両親に理解して貰えれば…
父「……ｸﾞｽｯ…」
『え？お父さん？』
父「こ、こんなに早く娘がっ
結婚してしまうなんてっ、思ってもなかった」
母「龍太郎さん、ティッシュはこちらですよ」
父「う”ん…っ」
夏「えっと…」
五「…大丈夫でしょうか？」
父の大号泣に、悟と傑もギョッとして顔を上げた。
お母さんは、冷静にティッシュを差し出して、父は鼻をｽﾞﾋﾞｰｯと豪快に拭いた。
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saaachn(プロフ) - 久しぶりに開いたら更新されてて1から読み直しました！😭完結お疲れ様です！そして続編の更新待ってます☺️この作品本当に大好きです！♡ (4月29日 22時) (
レス) @page18 id: cc2ddad66d (このIDを非表示/違反報告)
louis06210221(プロフ) - 楽しすぎて更新されるまで作者さんの過去作品を繰り返し読むくらいに好きです。無理せずに更新して是非完結まで持っていってくださるととても嬉しいです！応援してます！ (3月17日 1時) (レス) @page8 id: e23c89d8cd (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 受け入れてもらえるには『よっぽどの事がないと無理』だな…今の先生は前世の先生よりはクズじゃないけど…五条先生頑張って！…それから、こっちの世界の愛桜にもキツイ罰を与えておいてほしいです！😡💢 (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ようやく…２人とも前世を思い出したけど…できたら今世で夢主ちゃんと五条先生に子供が生まれたら『誠悟くんだけじゃなくて、あの時『愛桜にお腹を刺されて殺されてしまった２人目の子供も生まれて来てほしい』です…夢主ちゃんが今世の五条先生の事を (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ラッパ - 更新して頂いて、ありがとうございます！雪椿さんの作品が夢小説で1番好きです。応援してます！ (2月26日 20時) (レス) @page1 id: 5c12bbbdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2024年2月24日 17時
