その後 1 ページ14
夏油side
・
『…硝子、コーヒー貰っても良いかい？』
家「…勝手にしろ」
コンコン…とノックをしながら医務室のドアを開けると、硝子が呆れた顔をして、こちらを見ていた。
おおかた、ノックをしながら入るのは意味がないと言いたいのを諦めたのだろう。
コーヒーメーカーからマグカップに注ぎ、空いている椅子に座った。
医務室のコーヒーは美味しい。
硝子のこだわりがあるのか、ないのか…。
確か、Aと選んだと言っていたような…
家「そういえば、Aから話し合いの結果、聞いたけど…
五条と夏油と結婚するって、どういう意味？」
『結果、Aは悟と私、両方の手を取って付き合う流れになったんだが…』
家「その時点でツッコミたい」
『悟が愛し合ってるなら、もう結婚で良いと言い出してね』
家「へぇ〜クズ２人と一妻多夫？
事実婚的なこと？」
『まぁ私も付き合う過程は、すっ飛ばしても問題ないと思っている。
家族になれるのなら、それが一番だとね』
家「ふーん…Aの両親は、それで納得したんだ？」
『いや…この後、３人で結婚指輪を見に行って、明日、ご両親へ挨拶に向かうよ』
コーヒーを啜りながら、明日の挨拶をどうしたものか…と頭を悩ませる。
この国では、一妻多夫は認められていない。
ならば、事実婚で問題は無い…が、それは自分らの勝手な考えであって、彼女の両親が理解を示すかは分からない。
そもそも、事実婚自体に偏見があるかもしれない。
そうなった場合、どうするか…
別れる選択肢は無い。
彼女が両親と縁を切ることも、有り得ない。
３人で認められたいのだ…
自分の両親は、言いくるめる事が出来る為、問題は無い。
悟に関しては、挨拶もなしで良いとの事だ。
まぁ、子が出来れば五条家にとって問題は無いという事だ。
『はぁ…結婚の挨拶とは、こんなに気が重いのか…』
家「特殊だからでしょ」
『Aは、両親は優しいから理解してくれると言っているが…
悟なんて、何も考えていない。
頭が痛くなるよ…』
家「で、当の２人は？」
『Aも悟も、もう少しで来るはずだ。
２人とも暢気で困るよ』
家「とうとう、Aも人妻か。
旦那がクズ２人ってのが気の毒でしょうがないけど」
『私は真っ当な方だと思うけど？』
家「どうだか…」
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saaachn(プロフ) - 久しぶりに開いたら更新されてて1から読み直しました！😭完結お疲れ様です！そして続編の更新待ってます☺️この作品本当に大好きです！♡ (4月29日 22時) (
レス) @page18 id: cc2ddad66d (このIDを非表示/違反報告)
louis06210221(プロフ) - 楽しすぎて更新されるまで作者さんの過去作品を繰り返し読むくらいに好きです。無理せずに更新して是非完結まで持っていってくださるととても嬉しいです！応援してます！ (3月17日 1時) (レス) @page8 id: e23c89d8cd (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 受け入れてもらえるには『よっぽどの事がないと無理』だな…今の先生は前世の先生よりはクズじゃないけど…五条先生頑張って！…それから、こっちの世界の愛桜にもキツイ罰を与えておいてほしいです！😡💢 (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ようやく…２人とも前世を思い出したけど…できたら今世で夢主ちゃんと五条先生に子供が生まれたら『誠悟くんだけじゃなくて、あの時『愛桜にお腹を刺されて殺されてしまった２人目の子供も生まれて来てほしい』です…夢主ちゃんが今世の五条先生の事を (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ラッパ - 更新して頂いて、ありがとうございます！雪椿さんの作品が夢小説で1番好きです。応援してます！ (2月26日 20時) (レス) @page1 id: 5c12bbbdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2024年2月24日 17時
