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五条side
ーーー
ーー
ー
“
誠「まま！」
「なぁーに？」
誠「ぱぱ、いつくるー？」
「ふふっ…パパに会いたい？」
誠「こうえんにいくのー！」
「３人で公園行く絵？上手だね〜
パパに渡しておくよ」
誠「やー！せいごがわたす！」
「分かったよ。パパに帰ってくるようにママ言っとくね」”
誠悟は、よく喋れるようになった。
Aは、いつも慈しみ深く誠悟を見つめ、微笑んでいた。
そして、誠悟から僕の話が出ると少し悲しそうに笑った。
帰ってこない父親を待つ息子。
誠悟は、公園や買い物に出かけると周りの様子を見つめていた。
父親と楽しそうにしている他の子たちを。
誠悟は、僕のことを恋しがっていた。
幼い頃は帰ってこない僕に対して、人見知りで泣いたこともあったが…
成長すれば収まり、僕の帰宅を待った。
“
誠「どうしてパパはいないの？」
「そうだね…
パパは悪い怪物をやっつけてるんだよ」
誠「かいぶつー？」
「誠悟は他の人には見えない怪物見えるよね？」
誠「うん！のろい！」
「そう、呪い。
パパは、呪いをやっつけて、みんなを助けてるお仕事してるの」
誠「パパかっこいい！
ぼくもやっつけて、みんなをたすける！」”
テレビで見ている戦隊物と同じだと思っているのだろう…
他人を助ける仕事をしている僕に、誠悟は目を輝かせた。
そんな姿を見て、彼女は心を痛めていた。
仕事は本当。
しかし、帰ってこない理由は違うもの。
無邪気に父親に憧れる我が子を見るのは、さぞかし辛かろう…
Aの苦しみは増えていくばかり。
“
「悟、今度の誠悟の発表会来れるよね？」
『それが出張でさ〜』
「でも…」
『Aが行けば十分』
「誠悟、楽しみにしてたよ？」
『また、おもちゃでも送っておくよ。
じゃぁ、おやすみ』
「おやすみ……っ
ﾋｸｯ…さとる…っ……さとるｯ…」”
電話を切るとAは、僕の使っている枕を抱きしめて泣いた。
枕を引きちぎるのではないかと思うほど、力をこめ…泣いた。
泣かないで欲しい。
苦しまないで欲しい。
もうそんな僕のことは愛さなくて良い。
違う、愛して欲しい。
分からない。
何故、Aにこんな苦しみを与えるのか。
何故、Aはこんな僕を愛そうとするのか。
分からない。
胸が苦しい…胸が痛い…
こんな苦しみは、Aと比べれば大したことない。
それでも、苦しい…っ
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saaachn(プロフ) - 久しぶりに開いたら更新されてて1から読み直しました！😭完結お疲れ様です！そして続編の更新待ってます☺️この作品本当に大好きです！♡ (4月29日 22時) (
レス) @page18 id: cc2ddad66d (このIDを非表示/違反報告)
louis06210221(プロフ) - 楽しすぎて更新されるまで作者さんの過去作品を繰り返し読むくらいに好きです。無理せずに更新して是非完結まで持っていってくださるととても嬉しいです！応援してます！ (3月17日 1時) (レス) @page8 id: e23c89d8cd (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 受け入れてもらえるには『よっぽどの事がないと無理』だな…今の先生は前世の先生よりはクズじゃないけど…五条先生頑張って！…それから、こっちの世界の愛桜にもキツイ罰を与えておいてほしいです！😡💢 (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ようやく…２人とも前世を思い出したけど…できたら今世で夢主ちゃんと五条先生に子供が生まれたら『誠悟くんだけじゃなくて、あの時『愛桜にお腹を刺されて殺されてしまった２人目の子供も生まれて来てほしい』です…夢主ちゃんが今世の五条先生の事を (2月28日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ラッパ - 更新して頂いて、ありがとうございます！雪椿さんの作品が夢小説で1番好きです。応援してます！ (2月26日 20時) (レス) @page1 id: 5c12bbbdf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2024年2月24日 17時
