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『ふぁ〜……』
大きい欠伸をしながら、クッションの上に座る。
久しぶりの休みにゆっくりと起床をした。
秋弥も居ないし、平日の為、一般人の友人もみんな学校。
こんな日はのんびり過ごすのが一番良い。
ゴロゴロと過ごしても良いが、私は机の上に置いてある携帯をじーっと見つめていた。
今日は、傑が電話をかけてくる。
数日前の夜にかかってきた電話。
そこで聞いた彼の悩み。
傑はずっと１人で悩んでいたんだ…前世の私はそんな事も微塵も察してあげる事はなく、悟と愛桜…自分の事ばかり悩んでいた。
それに、傑と身体の関係を持った事も悩み…彼の事を何も見てあげられてなかった。
もしかすると、それが助けを求めていたサインだったかもしれない。
…なんて、また都合の良い考えをしていた。
傑の悩みに対して、納得してもらえるような答えは言えなかった。
でも、私の思っている事は、出来るだけ伝えた。
言いたい事は上手く伝えられなかったが…伝わっていて欲しい。
彼の抱える闇が少しでも減り、呪詛師としての道を歩まないように。
その後で、傑からメールで、次の休みはいつ？と聞かれた。
どうして？と聞いたら、また電話をしたいと言われた為、電話の約束をし、こうしてゴロゴロせず起きた。
煎れた紅茶にフーッと息を吹きかけながら、ゆっくり飲む。
そろそろ電話がかかってくる時間だし…
今日は何の話だろう…この前の続きだろうか。
傑の答えが見つかるのなら、どれだけでも話は聞くし、一緒に悩む。
私の泣ける場所を作ってくれる、私の存在を肯定すると…欲しい言葉をくれ、助けてくれた彼を私も助けたい。
ー…ﾌﾟﾙﾙﾙ…ー
鳴る携帯を見ると、夏油傑の文字。
急いで通話ボタンを押した。
『…もしもし？』
「おはよう、起きていたかい？」
『もちろん。今日は、休みなの？』
「君と長く話しが出来るように合わせて休んでみたよ」
『電話なんていつでもしてくれて良いんだよ？』
「ありがとう。
そうだ…学校から京都駅まではどれくらい時間がかかる？」
『え？3〜40分かな』
「じゃぁ君の支度する時間も考えて２時間くらいか」
『え…？』
「じゃぁ京都駅で待ってるよ。慌てないように、じゃぁね」
『…はい！？』
ツー…ツー…と切れた携帯画面を唖然と見つめる。
京都駅で待ってる…？
・・・待ってるぅ！？
私は急いで立ち上がって、バタバタと身支度を始めた。
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
