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夏油side
ーーー
ーー
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五「絶対、安静にしてろよ」
「うん、分かった」
五「そこから動いたら許さねぇからな」
「分かったって」
『早く行け悟』
五「ったく、任務任務…耳にたこが出来るつーの」
家「じゃ、私も七海と灰原の様子見てくるから」
「うん、２人によろしくね」
悟は、補助監督からの電話が鳴り続けイライラとしながら足でドアを開けながら出て行った。
硝子も２人の定期的な観察の為に悟の後に続いて出て行った。
「…一気に静かになったね？」
『悟がうるさいからね。
本当に大丈夫なのかい？』
「本当におでこをちょっと切っただけなんだって、元気元気」
『それは良かった』
「傑は…元気じゃないね。
少し痩せた？」
『……ただの夏バテさ。
それで、そうめんばかり食べてるからね』
「椎茸つゆオススメだよ」
『今度、試してみるよ』
「ふふっ、是非食べてみて。
レシピ送ってあげる」
『楽しみにしている』
「…で、本当はどうしたの？
本当に夏バテ？
久しぶりに傑の話、聞きたいな」
彼女は私に、おおらかな笑みを向けてきた。
彼女は怪我人のはずなのに…
良いのだろうか。
『もし…全人類が術師になれば呪霊が生まれないと言われたら…君はどうする？』
「どうもしないよ。
私のやることは変わらない。」
『…君も気づいていたのか？』
「なんなくね。
昔、ある友人が遠回しにそんな事を言っていたから、私なりに考えたらそんな結果になった。」
『なのに、君は信念が揺らがないのか？』
「私は誰かの役に立ちたい。
私の手で救える範囲だけを守りたい。それは非術師でも、術師でも」
『…非術師が元凶でもか？』
「うん。揺らがない、変わらない」
『…君は、術師というマラソンゲームのその果てに何を思い描いている？』
「正直ね…何も思い描いてないよ。
マラソンゲームのゴールの先なんて、何も考えてない。
だって、ゴールしてみなきゃ分かんないから。
…もしかしたら、ゴールなんて無いのかもしれない。
でも、走るしかないの。
助けたいの、救いたいの。
自分の大切な人たちを守るために」
『その大切な人たちを守るためにも元凶を無くす方が効率的だ』
「…その元凶に、私の守りたいものが含まれてたら、どうしたら良いの？」
『それは…』
「諦めて、元凶を絶てと？」
…君の悲しそうな顔を見たい訳では無い。
止めてくれ、そんな泣きそうな顔は…
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
