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「…これぐらいなら、俺でも建てれるけど？」
『五条のお坊ちゃまなら、そうだね…』
まずは金閣寺に行き、見た第一感想。
五条家の経済力や、五条家の宝物庫にある物の方が歴史もある物もあるだろうし…
『今から五条さんが建設して、600年後には有名になってるかもよ？』
「…じゃぁ、その寺の名前は黄金寺だな」
『あははっ！黄金寺って！』
「金閣なら次は黄金だろ」
『ふっ、そうだね。
というか、情緒がない感想だね』
「もっとこう…すげぇとかなると思ってた。
いざ、見るとただ金箔貼ってるだけだし」
『…良かった、隣にいる外国人さんたちが日本語分からなくて』
平日ということもあり、観光客は少ない方だが、外国の団体客が隣でビューティフルと金閣寺を誉めている。
ただ金箔を貼っただけなんて…流石、お坊ちゃまだな。
『記念写真撮ってあげようか？』
「まさか俺１人で？」
『うん、五条さん写真好きだよね。
よく、メールで送ってくるし…』
「そ、れはっ……お前との話題作りというか、何というか…」
『…え？』
「カップルサン、トッテアゲルヨー！」
「か、カップル！？」
彼を撮ってあげようと携帯を持っていると、隣に居る外国人さんがカタコトの日本語で話しかけてくれた。
その人が言ったカップルと言う言葉に、悟は声がひっくり返るほど驚いていた。
『あ、私たち大丈夫ですよ』
「トッテアゲルー！イイヨー！！」
『えーっと、Thank you』
「オッケー！！」
『五条さん撮って貰おうか』
「お、おう」
英語は喋れるが、他の外国人さんもわらわらと集まって、早く並んでやら、どの角度で撮るなんて話し込んでいる。
そこに団体客のガイドさんまで参加してしまって…撮らなければいけない、雰囲気になってしまった。
仕方なく、金閣寺を背に彼と並ぶことにした。
「もっとくっ付いてくださーい」
「も、もっと！？」
『えっと…これぐらいかな…』
「もっとですよー、じゃぁ撮りますよー」
『はーい』
外国人さんがワン・ツー…と合図してくれ、スリーと言う前にグイッと肩を抱かれ、トンっと彼と密着した。
…一瞬の事で訳が分からなかった。
「イイヨー！」
「あ″ー…Thank you…」
「ラブラブダネー！サヨウナラー！」
「…騒がしい奴らだったな…」
『い、良い人たちでよかったね』
…彼も私の顔も少し赤くなっているのは、きっと気のせいだ。
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
